「金融機関の退職金キャンペーン」って何?

 金融機関には、退職金の運用を目的とした「退職金キャンペーン」商品があります。実際、退職金が振り込まれると、少しでもお金を増やしたいと、金融機関の「退職金キャンペーン」商品に興味を引かれる方もいらっしゃいます。

 「退職金」というと60歳や65歳などの定年退職を想定することが多いようですが、年齢制限を設けていない金融機関が多いため、若い人も退職金キャンペーン商品が利用できます。

 退職金であることの証明書(退職所得の源泉徴収票など)を金融機関に提出すると、キャンペーンの利用はできますが、実際の退職金キャンペーンの最低金額は、数十万円ではなく300万円あるいは500万円以上という条件がほとんど。

 そのため、日経ウーマンオンライン読者のように勤続年数が短く、退職金が少ない場合は、「対象ではあるけれど実質使えない」ということが現状のようです。

 退職金キャンペーンが使える場合も、会社から直接振り込んだ場合に限定している金融機関もあれば、退職から1年、あるいは2年以内なら他の金融機関からの預け替えでも適用されるところもあります。利用する際は、事前に条件を確認しておきましょう。

退職金キャンペーンという商品、知ってた? (C) PIXTA
退職金キャンペーンという商品、知ってた? (C) PIXTA