個人賠償責任保険って何?
個人賠償責任保険は、日常生活において、人をケガさせてしまった、人のモノを壊してしまったというときの法律上の賠償責任をカバーします。
そのため、自転車事故はもちろん、「不注意でコーヒーをこぼして友達のカバンをダメにしてしまった」や「ペットが友達の靴をかんでダメにしてしまった」などの賠償責任を幅広く補償します。
個人賠償責任保険は、単独では加入できないため、火災保険や自動車保険、傷害保険や共済などに、上乗せの特約として加入しますが、同居などの生計を一にする家族の一人が加入していれば、家族全員に適用されるため、特約といえど、守備範囲は広いのです。
いくら補償してくれるの?
個人賠償責任保険が補償するのは、実際の賠償責任額です。
生命保険は、3社に生命保険料を支払っていれば、もしものときの保険金も3社から受け取ることができます。
しかし、個人賠償責任保険では、3社入っていても、3社それぞれから保険金を受け取れるわけではなく、あくまでも、実際の賠償責任額が上限です。
そのため、必要以上に重複していないか、火災保険や自動車保険、傷害保険や共済に付いている個人賠償責任保険の上限金額を確認しましょう。
個人賠償責任保険の上限金額は、1億円の保険会社が多いのですが、自動車保険の特約では、国内事故は無制限となっている保険会社もあります。最低でも、1億円を目安にして保険金額を検討しましょう。