「今年は○万円貯める!」と、新年の貯蓄目標を立てた方も多いことでしょう。

 その目標には「いつまでに」「何のために」「いくら貯めるのか」という、3つのゴールはありますか?

 この「いつ」「何に」「いくら」という3点セットがあれば、目標達成率は高まりますが、そのために必要なのが「手取り収入」の把握です。

あなたは、手取り収入がいくらか知っていますか? (C) PIXTA
あなたは、手取り収入がいくらか知っていますか? (C) PIXTA

源泉徴収票の見方

 12月の給料明細と同時に、あるいは、会社によっては1月の給料時に受け取るものが「源泉徴収票」です。

 源泉徴収票のどこに、どんなことが書いてあるのかは、ご存じですか?

 「年収しか分からない」という方は、こちらの記事「源泉徴収票『よくわかんない』を卒業 見方を徹底解説」をご覧ください。私たちは、学校でも、会社でもお金について教えてもらっていないので分からなくて当たり前。今から学んで、一生モノのお金の知恵を付けていきましょう!

意外と知らない自分の手取り収入

 源泉徴収票の年収欄は、皆さん必ず確認されることと思います。図の源泉徴収票では、(3)のところです。

 (3)の支払金額がいわゆる税込年収に当たるものですが、私たちが会社から給料を受け取るとき、必ず「天引きされているもの」がありますよね? それが、社会保険料と税金です。

 社会保険料と所得税は、会社員は必ず給料から天引きと決まっていますし、住民税も大部分の会社が所得税と同じく給料から天引きで納めます。

【給料から天引きされるもの】

<社会保険料>
・厚生年金保険料
・健康保険料
・雇用保険料
・40歳以上の人は介護保険料
<税金>
・所得税
・住民税

 それでは、ここで問題です。

 あなたの年収が仮に400万円だとした場合、年収の何割が手取り収入だと思いますか? 次の4つの選択肢の中から選んでください。

(1)9割
(2)8割
(3)7割
(4)6割