尊敬できる相手とともに成長すればいい

 今年で結婚生活は10年目に突入します。大学時代に知り合った彼と24歳で結婚して、いまだにすごく仲良しですね。旦那さんは“超優しい系”。一緒にいる時間は、「ふにゃっ」となって甘えてます(笑)。周りと比べて早婚でしたが、結婚して本当によかったなと毎日思いますね。

 よく「いい男がいない」とか「もっといい人が現れるかもと思うと結婚に踏み切れない」という話を聞くけれど、完成された相手を探そうと考えすぎているのかも。それよりも、自分がとことん好きになれる相手をみつけて、お互いに成長すればいいと思うんです。

 いい男を見ると、「このいい男を作った女性は、いったいどんないい女なんだろう?」と思うし、大学時代は「私の好きな人を最高の男にしてやる!」と息巻いていました。旦那さんは、もちろん最高にいい男になってくれたと思います。

仕事道具のスマートフォンと「LINE」アプリ。業務連絡や会議もLINEで行われることが多い。「気持ちを上げるネイルと、ほっと一息つくためのカフェラテも欠かせません」
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文/西尾英子 写真/村田わかな

稲垣あゆみ(いながき・あゆみ)

LINE株式会社 執行役員 LINE企画室 室長。大学卒業後にベンチャーの立ち上げ、「バイドゥ」日本法人を経て、2010年ネイバージャパン(後のNHN Japan、現LINE)に入社。開発を率いたソーシャルアプリ「LINE」は、全世界での月間利用者数が2億1,800万人を超えた。2016年に33歳でLINE最年少執行役員に抜擢された。

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