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産休直前でも執行役員に、ボルテージの驚きの人事

2016年8月1日

執行役員広報担当に昇格したボルテージ・杉原麻裕子さんに聞く

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今年7月1日、女性向け恋愛ゲームのパイオニアであるボルテージは驚きの人事を発表した。8月1日より産休に入ることが決まっていた広報部シニアマネージャーの杉原麻裕子さんを執行役員広報担当に昇格させたのだ。なぜ、産休直前の役員昇格だったのか。話を受ける際、不安はなかったのか。今後はどのような展望を抱いているのか。杉原さんに伺った。

7月1日付けで執行役員広報担当に昇格した杉原麻裕子さん

 今回の人事について打診されたのは5月末。ボルテージが参加したあるイベント会場でのことでした。忙しい合間の立ち話で、当社の東奈々子副会長より「7月の人事で執行役員への昇格を考えている」と明かされました。

 実はその前の3月に、私は会社に月末に出産予定日を控えた8月1日より産休に入りたいと申し出ていました。そうした中での昇格の話で、最初はとにかく驚くばかり。ありがたい話だと思いましたが、初産ということもあり先の予想がつかない。「一度考えてみて」と副会長に言われ、話を受けてよいものかと熟考しました。

 ボルテージに入社したのは、2005年末、29歳の時のことです。当初は制作部門での採用だったのですが、全社的な視点を持つ管理セクションのほうが合っているということから、経験のあった総務からキャリアをスタートすることになりました。まだ会社が小さく、社員50人ほどの規模だった頃で、ちょうど総務部を独立部署として立ち上げようとしていたタイミングでした。

 入社2年後の2007年には、会社が東証マザーズ上場に向け準備をする中で財務部が立ち上がり、財務担当となりました。財務についてはまるで経験も知識もありませんでした。そのため、証券会社の人に話を聞いたり研修に行ったりと、猛烈に勉強しました。仕事では、専門家でもなかなか解決が難しいような問題も自分で調べるなどして解決策を見出さなくてはなりませんでした。でも、勉強すればできるんです。全くシロウトの状態から始めた業務ですが、学べばできるんだと自信になりました。その後、2010年マザーズ上場後に財務部マネージャーとなり、東証一部への市場変更にも携わることができました。そして、一から新しいことに挑戦する機会を得たことで、初めて仕事が本当に楽しいと思ったのです。

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