4月に本格スタートした「女性活躍推進法」。これを受けてあなたの職場で何か具体的な変化はありましたか。日経ウーマンオンラインでは「女性活躍推進法」に関する読者アンケートを実施。「女性管理職が増えた」と手応えを感じる人がいる一方で、6割が「特に変化なし」と答える結果に。「能力のない女性を管理職にされては迷惑」といった冷静な意見も多数ありました。現場の女性たちのホンネ、気になるリアルな声をお伝えします。
(調査期間:2016年4月1日~4月27日、有効回答数373名)

(C) PIXTA
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 昨年8月に成立し、話題となった女性活躍推進法。今年4月1日から施行となりました。女性の職場での活躍を推進するための法律で、10年間の時限立法。301人以上の大企業(組織)は、自社の女性従業員の活躍状況を把握し、推進に向けた行動計画を策定、その情報公開が義務付けられました(300人以下の中小企業は努力義務)。社会の流れを変える大きな推進力となるか、注目が集まっています。

 法の施行により具体的に何か取り組んでいるかをたずねたところ、59.8%の人が「いいえ」と回答。「はい」と答えた人は25.5%にしか達せず、6割の人がまだ効果を実感できていないようです。