日本では出産を機に約6割の女性が仕事を辞めており、結婚・妊娠・出産によって働き方を変えざるをえない人が多いと言われています。実際、働き方を変えながら仕事を続けてきた先輩女性たちは、いつ、どんなことでキャリアに悩み、行動してきたのでしょうか。また、壁となる背景にはどんなことがあるのでしょうか。

 企業と総合職女性のマッチングサービスを行い、フレキシブルな働き方を提案しているWaris登録者のアンケートから読み取っていきます。

■アンケート
平均年齢38歳 先輩ワーママ達の働き方のリアル
・調査時期:2015年12月17日~2016年1月8日
・調査対象:Waris登録者(登録者約2500人のうち202人が回答)
・平均年齢:38.1歳(大卒76%、既婚91%、子どもあり82%、管理職前後の総合職女性が中心)

「全国どこに行っても、私でなければできない仕事を開拓しないと……」

Q.仕事を選択する上で重視するものを教えてください(複数回答可)

1.ワークライフバランスが実現できるかどうか 73%
2.スキル・経験が生かせる仕事内容か 58%
3.やりがいを感じられる仕事内容か 51%
4.十分な報酬が得られるか 43%
5.仕事先のビジョン・ミッションに共感できるか 29%
6.通勤距離は問題ないか 27%
7.社会に貢献できる仕事内容かどうか 15%
8.仕事の安定性はあるか 11%
9.業界の将来性はあるか 6%

 回答者の約8割に子どもがいることもあり、「ワークライフバランスが実現できるかどうか」が、最たる理由となりました。それと同時に仕事なら何でもよいのではなく、自らが築いてきた「スキル・経験が生かせる仕事内容か」も重視されています。

 回答者からは
「新卒当時は、総合職正社員で男性同様に活躍するキャリアウーマンが理想的だったが、会社の仕組みや慣習から無理だと分かった。将来的には結婚・出産したいと考えると“全国どこに行っても、私でなければできない仕事”を開拓する必要があると考えている」
「出産前はとにかく数をこなして残業ありきだったが、出産後は限られた時間の中で生産性を高めて質の良い仕事をしたいと思うようになった」
「ワークライフバランスを保ちつつ、長く働くには専門スキルが必要だと感じるようになった」

 という声があがっています。次に、どんなときにやりがいを感じられるかを聞きました。