カードのタイプも多様です

 私たちにおなじみのキャッシュレス決済の一つが、クレジットカードや電子マネーなどのカードを使う方法ではないでしょうか。その種類も、年々充実しています。

 例えばVISAやMaster、JCBといった「国際ブランド」が付いたカードだけでも、クレジットカード、デビットカード、プリペイドカードがあります。いずれもプラスチックなどでできたカードの券面に氏名と会員番号、有効期限などが印字され、見た目はよく似ていますが、決済の仕組みなどに次のような違いがあります。

クレジットカード

・申し込み時の審査で利用可能枠が決まり、その枠内でお買い物ができる
・お買い物をした代金は預金口座から翌月引き落とし(締め日によっては翌々月の場合もあります)
・分割払いができる
・付帯サービスがある(旅行保険、ショッピング保険など)

デビットカード

・預金口座の残高の範囲内で利用可能
・原則として申し込みに審査がいらない
・お買い物をした代金は預金口座からその場で引き落とし
・一括払いのみ

プリペイドカード

・事前にチャージ(入金)した金額の範囲内で利用可能
・申し込みに審査がいらない
・一括払いのみ

 いずれのカードも、多くはウェブ上で利用履歴を確認できます。お買い物をするときに現金を持たずに済む上に、支出の管理でも、自分でお財布に残っている現金を数えたり、家計簿に記録を付けたりしなくて済むのも、キャッシュレス決済故に可能な強みの一つでしょう。