貯まる実感を得やすい「見える」貯蓄法

意外と侮れない! 「500円玉貯金」

 誰もが知っている、貯金箱に500円玉を貯める方法です。定番ですが、貯まる実感を最も得やすい貯蓄法の一つです。

 500円玉が1枚、2枚と増えていく様子を目で見るのはうれしいはず。貯金箱いっぱいになれば、数万円単位にもなります。買い物のときには、おつりで500円玉を受け取ったら「ラッキー!」と、ちょっぴり幸せな気分になることも。おつりが500円になるように、例えば756円の買い物で1256円を出すなど、お金の出し方を工夫するのも小さな楽しみになりそうです。これを繰り返すことで、自然と小銭入れがすっきりするのも利点です。

 一見すると地味なことでも、日々の生活にこうした小さな楽しみがあると、モチベーションアップを期待でき、意外と貯まりやすいかもしれません。まさに「ちりも積もれば」ですね。

 特別な準備や設定をせずに、すぐに始められるのもメリットです。貯金箱さえあればいつでもすぐに始められますし、お気に入りの箱や缶に貯めれば、貯金箱すらなくてもスタートできますよ。

金額はいくらでもOK 「おつり貯金」

 500円玉貯金のように金額を決めずに小銭を貯めることもできます。現金でお買い物をしたときにおつりを受け取ったら、そのまま貯金箱に入れてしまう方法です。

 もちろん、貯金箱を持ち歩くわけにはいきませんから、1日の終わりに小銭入れに残った硬貨を貯金箱にチャリン! とするので構いません。例えばお財布には毎日お札だけを入れて出かけて、帰ってきたときに小銭を取り出して貯めるなどです。小銭入れを空っぽにしてしまうと現金払いのときに不便なら、貯めるのは一部だけでもいいでしょう。

 ざっくりした貯蓄方法ですが、これでも意外と貯まります。貯金箱いっぱいになった硬貨は銀行の窓口やATMに持ち込んで入金すれば、貯まった金額が分かります。「いくら貯まったのかな?」と入金額を確認するときのワクワク感も楽しめますよ。

 小銭ばかりだと、見た目ほど貯蓄額はそれほど高額にはならないかもしれませんが、まずは「貯まった」という成功体験をすることが、後の貯蓄でも生きるはずです。