ピースボートに留学、紅茶巡り…個性的な旅も

4年前ピースボートで世界一周してきました。3カ月日本を離れるので退職しないと行きにくい旅ですが船内でさまざまなイベント、講演などがあり、毎日楽しくて忙しかったです。寄港地は1、2日ずつの滞在ですがいろいろな国を少しずつ見てみたいならおすすめです。私は総額150万ほどでした(クルーズ代、現地パッケージツアー、船内英語教室代、お土産代等すべて含む。ただし当時の価格なので現在は金額が変動しています)。船内でできた友人とは今も旅行や年賀状のやり取りをしたりしています。またこの旅がきっかけで前職とは畑違いの宿泊業に入りました。旅行前と後では少々人生が変わりました(笑)。(34歳、独身、宿泊、客室管理)

5年ほど前に女友達3人とクロアチア旅行をしました。ドゥブロヴニクからスタートし、スプリット、プリトヴィツェ湖群国立公園、ザグレブとバスで北上するプランを立てて行きました。予定していたバスが来なかったり、透明度抜群のはずの湖群公園では、前日までの大雨で滝が濁流と化しているなど、ハプニングもありましたが、濁流の散策路を歩くなど日本では経験できない体験もできました。クロアチアの方は皆さんとても親切で、お料理もおいしく、何より風景も素晴らしいので、おすすめです。(35歳、独身、金融、企画)

昨年、台湾に行きました。久しぶりに会う学生時代の友人と、遠方から現地集合で行き、屋台や九フン、雑貨屋めぐりなどとてもリフレッシュできました。意外と日本語も通じるので、一人でも行けそうな気がしたのでまた行きたいです。(35歳、独身、教育・学習支援、一般事務)

タイのバンコクには何度も行きますが、昨年の秋に念願のシロッコという、世界一の高さのスカイバーに行ってきました。とにかく景色が良過ぎて帰りたくなくなりました。しかし、お値段もご立派で……二人で軽食とお酒で、4万円。もう行かないかもしれないけれど、あの景色とラグジュアリーな雰囲気は一生の思い出です。(35歳、独身、金融、人事)

フランクフルトからドイツ入りし、マインツとドルトムントでサッカー観戦後、かつて住んだことのあるベルリンに古い友人を訪ねました。その後、陸路でポーランド・ウロツワフを訪問。親日の人々に歓迎され、また初めて味わう東欧の雰囲気に夢中になってしまいました。その後空路で友人に会いにイタリア・ミラノへ。イタリア国内の鉄道でチンクエ・テッレを訪れ、2週間程度の旅でしたが、まるで1カ月いたかのような濃密さでした。心から堪能できた、とある年のGWでした。(36歳、独身、製造、営業)

ヨーロッパのマルタに2週間旅行をしました。1週間半ほど現地の語学学校に通ったので、その学校のシェアハウスに宿泊。毎晩のようにどこかでホームパーティーが開催されたり、同じ部屋のスペイン人の友達とご飯を作ったりと交流できました。学校は午前中だけだったため、午後は学校が主催するツアーや、クラスの友達と環境に行ったりと楽しい時間を過ごせました。週末はイタリアへ一人で行き、観光と食事を楽しむことができました。少し長い期間の休みが取れた時は語学学校はおすすめです。学費はかかりますが、英語の勉強ができ、友達ができます。以前カナダに行った時はホームステイだったので、ホストマザーや子どもたちと楽しい時間を過ごせました。(36歳、独身、製造、総務)

10年前マルタに行きました。テレビでマルタを知って一目ぼれし、当時まだあまりメジャーではなかったのと英語圏だということもあって一人で行くことにしました。ただずっと一人もつまらないので、現地の語学学校に通い、ホームステイをするプランを選択。結果、割安で滞在でき、たくさんの国の友達ができ、日本人の友人もひょんなことからでき、行きたい所には全部行って楽しい1週間でした。2カ月後受験したTOEICでリスニングが100点アップして、満点に近いスコアが出せたというおまけまでついてきました。(39歳、既婚・子どもなし、IT・通信、SE)

今年、40日間で8カ国紅茶の旅をしてアフタヌーンティー巡りをしました。香港→カナダ→ロンドン→モロッコ→ポルトガル→スペイン→スリランカ→シンガポールを巡りました。(39歳、既婚・子どもなし、サービス、教育関連専門職)

会社から許可を得て、40歳の時に2カ月の有休を取得し、ポーランドへ行きました。1カ月を留学・1カ月を国内流浪というプランです。最初の1カ月はワルシャワ大学のサマースクールに参加し、若い人たちとの交流や勉強漬けの毎日でした。後半は、ポーランド各地にいる知人を訪ね、AirBnBで現地の民家に泊まったり、4カ所の地方を回って、なかなか会う機会のないポーランドの友人たちを訪ねることができました。帰国の前にフランスに寄って南フランスに住んでいる友人を訪ねる際、大規模なエールフランスのストライキに合って、4便中3便欠航する散々な目に遭ったというハプニングも。毎日1時間以上電話をかけて振替の便を取るのに追われ、それでも帰国の日は日本に帰りたくない気持ちでいっぱいでした。(44歳、独身、情報流通サービス、一般事務)

2週間のリフレッシュ休暇を利用して行ったマルタへの超短期語学留学は、現地で暮らすように生活ができ、なおかつ、学校で友達をつくることもできて、とてもいい体験ができました。これまでの旅行では、時間を無駄にしないようにといろいろ予定を詰め込んでいましたが、ゆったりとあくせくしないで旅行を楽しむことを知りました。また、これで一人旅の楽しさも同時に知りました。それ以来、子どもたちが高校生になってからは、時々一人で旅に行かせてもらっています。(50歳、既婚・子どもあり、IT・通信、SE)

文/日経ウーマンオンライン編集部 写真/PIXTA