気軽に飛行機旅行ができる私たちの味方・LCC! 皆さんは上手に活用できていますか? 国内旅行で使う人はいても、海外旅行で上手に活用できていない人もいるのでは? そこで航空・旅行アナリストの鳥海高太朗さんに、LCCを活用した週末海外旅行のプランを教えていただきました。今や、有休を使わずに気軽な海外旅行ができる時代。週末海外ステイにチャレンジしてみませんか。

 LCC(格安航空会社)の路線拡大や羽田空港からの深夜便が増えたことで、これまで以上に週末を使った海外旅行が身近になった。有給休暇を使わない、もしくは1日だけの有給休暇だけでも海外に気軽に、そしてお得に行くことができる。そこで今回、テーマ別におすすめの週末海外旅行先について紹介していこう。

ビーチリゾートでプチぜいたく!

インドネシア・エアアジアXで行く2泊4日のバリ島ぜいたくリゾート旅

インドネシア・エアアジアX
インドネシア・エアアジアX
<週末プラン>
土曜日 インドネシア・エアアジアX 成田11時00分発 バリ島17時30分着
月曜日 インドネシア・エアアジアX バリ島22時50分発 成田7時20分着(火曜着)

 週末だけでのバリ島旅行はもったいないと思う人もいるかもしれないが、LCCのインドネシア・エアアジアXが昨年(2017年)5月から成田~バリ島(デンパサール)線を就航して以来、1日お休みを取るだけで2泊4日のバリ島旅行が楽しめるようになった。それも往復3万円台で航空券を購入できる日も多い。

 おすすめは金曜日まで普通に仕事をして、土曜日は少し早起きして朝9時には成田へ。ゆっくり出発したければ、金曜日に仕事を終えてから成田空港周辺ホテルに前泊をするという選択肢もある。土曜日の夕食前にバリ島のリゾートホテルにチェックインをする頃、神秘的なサンセットの時間となる。それだけでも気分はリフレッシュする。

高級リゾートホテルやヴィラで至福の時間を過ごす
高級リゾートホテルやヴィラで至福の時間を過ごす

 バリ島のリゾートホテルはハワイなどに比べると割安なので、高級リゾートホテルやヴィラなどで至福の時間を過ごし、月曜日の深夜にバリ島を出発すれば火曜日の朝には成田に戻ってこられるのだ。バリ島までは7時間かかるが、それでもバリ島の景色がきっと癒やしを与えてくれるはずだ。

国内旅行感覚で海外ビーチを楽しめる

バニラエアで行く2泊3日のセブ島

バニラエア
バニラエア
<週末プラン>
金曜日 バニラエア 成田10時00分発 セブ島14時15分
日曜日 バニラエア セブ島15時10分発 成田20時55分着

 夜行便は疲れるからあまり乗りたくない人や海外リゾートへ国内旅行感覚でリーズナブルに行きたい人におすすめなのが、金曜日に有休を取って2泊3日で行くフィリピンのセブ島への週末旅行。今注目を集めているプランだ。

 セール運賃が発売されれば往復2万円台、繁忙期でない通常の週末でも往復3~4万円台で購入できることが多い。成田から約5時間のフライトとなるが、夜行便を使わずに済むのでフライトの疲れを残さずにリゾートへ行けるメリットがある。また日曜日も夜遅い到着になるが、日曜日のうちに自宅に戻れるのもこのフライトの利点。

ビーチを思いっきり楽しもう (C)PIXTA
ビーチを思いっきり楽しもう (C)PIXTA

 セブ島は、リゾートホテルが増えており、価格的にも他のリゾートに比べると割安感がある。また、ダイビングやシュノーケリングなどのマリンスポーツはもちろん、スパも安く、思う存分、週末海外ビーチ、リゾートステイを楽しむことができる。航空券の運賃を見ながら週末セブ島旅行を計画してみるのもいいだろう。