上級編、慣れてきたら真横から撮ってみる

 真上からの次は、真横からの撮影にチャレンジしてみましょう。少し上級者向けになりますが、印象的な写真が撮れるワザの一つです。

 人の顔が切り抜かれた、ユニークな箱が目を引くギフトボックス。レストランや手土産でこのようなパッケージがあると、ついつい撮りたくなりますよね。その際、皆さまがつい撮りがちなアングルが「斜め上」です。

<写真4・斜め上からの無難な撮り方>
<写真4・斜め上からの無難な撮り方>

 一見、こちらの写真も悪くないように見えます。しかしより強い印象の写真にするために、あえてここは大胆に「真横」から撮影してみましょう。

<写真5・真横からの大胆な撮り方>
<写真5・真横からの大胆な撮り方>

 パッケージの個性がより一層引き立ちます。

 店内の奥行きも奇麗に写すことができるので、レストランに置いてあるワイングラスなどでもこの真横からの撮影術は有効です。

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 同じ写真を撮るにしても、大事なのは「少し視点を変えてみる」こと。今回は、真上からの撮影、真横からの撮影にチャレンジしてみました。

 正方形の写真で表現するInstagramは、センスが最も反映されるSNSともいわれますが、同じ物を撮影しても、少しのコツを知っているだけでグンと見違える写真になります。

 たった1枚、されど1枚。

 この連載では、「ちょっと上手に撮れるコツ」を中心に、一緒に勉強していきたいと思います。そして皆さまのインスタ・ライフが少しでも華やかに、楽しいものになることを祈っています。

文・写真/三浦マキ