パッションを大事に

――佐藤さんはご自身の強みをしっかりと把握して転職活動をしてこられたような印象を受けます。

佐藤さん:そう見えますか? 実は新卒の就職活動のときは、自分の強みが分からず、何社も落ち、一時は食事も取れなくなるほど悩んでいたんです。でも、今となっては「自分の強みは何か?」なんていうことは気にしなくなりました。「強み」は一言で話せるものではないし、むしろ自分のやってきたことをストーリーとして語る中で見えてくるものではないかな、と思うようになりました。

――面接時に気を付けていたことはありますか?

佐藤さん:自分が受ける会社のことや事業内容のことなどを調べて、自分との共通点を見つけて語れるようにしていました。事前準備として、応募する会社について研究することは最低限やっておくべきですよね。私自身、マネジャーとして面接に立ち会うことがあるのですが、面接で「LINEは大好きです」と言いながら、「LINEビジネスコネクトは知りません」とか「社長の名前? 分かりません」なんて言う人がいたりします。少し調べれば分かることなのに、調べてこないのはパッションが無さ過ぎます。未経験でもスキルがなくても「LINEでこんなサービスをつくりたい。こんな仕事がしたい」というイメージとパッションを持って応募していただきたいですね。何よりもパッションが大事!だと思っています。

文/井上佐保子 写真/品田裕美

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