転職のために使ったお金の平均は約12万円
では実際、転職にはいくらぐらいかかるのでしょうか。「転職のために使ったお金は、総額いくらですか」と尋ねると、平均は約12万円という結果に。全く使わなかった人から最高300万円という回答まで、実にさまざまでした。
内訳を見ていきましょう。「転職活動中、どんなことにお金を使いましたか」と質問した結果が、次の通りです。
1 | 交通費 | 79.6% |
2 | 証明写真代 | 71.6% |
3 | 衣服代 | 32.7% |
4 | 書籍代 | 22.6% |
5 | 住居費(引越し) | 10.7% |
6 | 美容費 | 8.5% |
7 | セミナーやイベント参加費 | 7.4% |
8 | コンサルティング料 | 0.7% |
9 | その他 | 11.6% |
1位の「交通費」(79.6%)と2位「証明写真代」(71.6%)は、転職活動に欠かせない出費として7割以上の人が使っています。また、「衣服代」「書籍代」「セミナーやイベント参加費」「美容費」など、自分の外見を演出したり、知識を得たりするのにお金を使っている人もいました。さらに、「住居費(引越し)」が10.7%となりました。
「その他」には、一人ひとりの状況によって、いろいろな項目が挙がりました。
こまごまとした文具代など
■「履歴書・経歴書の作成のため文具代、郵送代、連絡のための電話代」(43歳、営業・販売、介護・福祉)
スキルアップや資格取得のためのお金
■「資格取得のための教育費」(37歳、一般事務・営業事務・医療事務、通信サービス・情報処理・SI・ソフトウエア)
■「PC教室」(30歳、経理・財務・会計、金融・証券・保険)
遠方への転職活動にかかる宿泊代など
■「九州から関東に出てきたため、面接にかかる交通費、宿泊代、採用後の引越し、初任給までの生活費」(35歳、一般事務・営業事務・医療事務、運輸)
離職中にかかる生活費や税金など
■「離職中の生活費」(42歳、経理・財務・会計、その他製造)
■「住民税・国民健康保険料・年金などの支払い。前職を辞めてから転職活動をしたので、その間収入が得られず、貯金を切り崩して支払っていた」(37歳、特許事務、コンサルティング・会計・法律関連)