転職白書 女性がよく使うエージェント 活用のメリットは？

課題は「担当者の力量に左右される」「押しが強すぎる」

　一方で、「転職エージェントを利用して課題に感じたことがあれば、具体的に教えてください」と聞いた結果、次のようなコメントが寄せられました。大きく分類すると3タイプ。それぞれ対策がありそうです。

自分の希望している求人と合わない

■ 「やみくもに求人を紹介される。希望にあった紹介が少ない。数ではなくマッチした紹介をしてほしい」（34歳、一般事務・営業事務・医療事務、教育・教育学習支援関係）

→ 対策
登録の時点から、自分の希望をしっかり打ち出しておくことが大切なようです。

エージェント担当者の押しが強すぎる

■ 「断りづらい面がある」（34歳、医師・薬剤師・看護師、医療）
■ 「会社や担当者にもよると思うが、自分を担当してくれた方は次々と求人を紹介してきて説明会や一次に取りあえず行ってみてはという人だったので、ペースについていけなかった」（32歳、総務・人事、食品、医薬、化粧品）
■ 「エージェントによっては、転職希望者のことを考えずにどこかに押し込もうとする気がする」（31歳、経理・財務・会計、不動産）
■ 「自分の意志をはっきり示しておかないと、流される部分がある」（34歳、企画・開発、その他製造）

→ 対策
転職するのは自分なので、遠慮せずに自分の意志をはっきりと伝えるように心がけましょう。

担当者の力量に左右される／相性の良しあしがある

■ 「エージェント会社の担当者によって、丁寧さなどにばらつきがある」（34歳、営業・販売、食品、医薬、化粧品）
■ 「以前、転職活動の際、3社ほど利用しました。とにかく、担当者によって全く熱量が違うということ。本気で考えてくれているなと感じる人と、どこでもいいから就職させてしまえ！ というやっつけ仕事をしているように感じる人と、雲泥の差。個人の力量を感じずにはいられませんでした」（36歳、医師・薬剤師・看護師、医療）
■ 「コンサルタントとの相性。こちらの話を親身になって聞いて、アドバイスをくれる方もいれば、自分の報酬を上げるためにか、私自身には少しレベルの高い仕事ばかりを勧めてくる方もいた」（26歳、マーケティング・調査、素材）

→ 対策
担当者の力量や自分との相性が重要です。上記の回答者のように、数社のエージェントを利用して相性が合う担当者を見つけたという人も多く、納得いくまで動いたほうがよさそうです。