とろみ素材ならワイドパンツでも重たくならない

　今季、ワイドパンツがトレンドでたくさん並んでいますが、太って見えそうとか、着こなすのが難しそうと感じる人も少なくないはず。

　「ワイドパンツは普通のパンツよりも面積が大きいので、下半身が重く見えがちです。そこで素材の落ち感、とろみ感が重要に。揺れたり、歩いたときに肌に付いていったりする感じが女性らしさを生み、軽さが出ます。

　ワイドパンツを初めて買う人や、小柄で全身のバランスが取りにくいと感じている人は、とろみ感のある素材を選んでみて。加えて、ウエストマークされていたり、タックが入っていたりと、ワンポイントがあると着やすい。視線がそこに行くし、のっぺりとした印象になりません」

　他に選ぶコツはあるのでしょうか。

　「ワイドパンツはそれだけで存在感があるので、黒や白、グレーやベージュなどベーシックな色を選んで。

　体全体に占める面積が大きいことから、その色も人の目を引きつけやすいんです。あまり目立つ色だと、同僚から『あの水色の人でしょ』などと噂されてしまうかも（笑）。働く場では洋服が悪目立ちすると、その人自身の個性が引き立たないと思います」

バランスよく着るならもちろんトップスはイン

　「バランスよく着るには、トップスの裾を必ずインして。前だけインしてもOKです。靴はポインテッドトゥ（つま先が三角のデザイン）を合わせて」