「ご褒美リスト」はモチベーションアップの処方箋

 モチベーションが上がらないなら、ご褒美を用意するのも一つの手。「これが終わったらお茶にしよう」などと、既に実践している人も多いことでしょう。

仕事の内容によって、ご褒美もレベルアップを

 ご褒美を用意するなら、仕事の規模に応じて豪華にしていきたいもの。1日で終わる仕事ならスイーツ1個だけど、時間も手間もかかる仕事には、旅行やショッピング、エステなどといった形です。ランチをいつものお弁当ではなく焼肉にする、なんてご褒美もいいでしょう。

 なお、これらのご褒美は、リスト化しておくのがオススメ。「今回の仕事のご褒美はどれにしよう?」と考えるだけでも、モチベーションが上がること請け合いです。普段、食べたいものややりたいことができたら追加して、見るだけでも楽しいリストにしていきましょう。

後回しにしがちな仕事を進めるポイント

◆帰り際の5分前に着手する
◆翌日、その続きから始めるとサクサク進む!
◆ご褒美があれば、モチベーションはさらにアップ

やる子 「ご褒美って、いい響き! これなら、厄介な仕事でもきっと頑張れます」

すずまり姉さん 「だしょ? 馬にニンジン、やる子にはご褒美。絶対、ハッスルできちゃうと思うわ」

やる子 「ハッスルって。現代日本では久しぶりに聞きましたよ……」

すずまり姉さん 「あら、気に入ったなら、あ~たも使っていいわよ?」

やる子 「いえ、結構です。ところで、電話の用件は何だったんですか?」

すずまり姉さん 「やる子がサボってスマホいじり始めたから、活を入れようと思って。効果あったっしょ」

やる子 「ええ、まるで見ていたかのようです……。でも、一体どうやって? やはり魔術……」

すずまり姉さん 「ふふふふ」

 先週同様、不適な笑みを浮かべるすずまり姉さんに、やる子は再びおびえてしまうのでした。さて、次回は賢いタイムマネジメント術をご紹介しますので、来週も乞うご期待!

文/石川由紀子 イラスト/小迎裕美子 写真/PIXTA