すずまり姉さんはどう管理してる?
ちなみに私の場合は、「企業研修」「出版」などざっくりしたカテゴリーに分け、名刺ボックスに保管。同じ会社の人なら、まとめて輪ゴムで留めています。さらに保留BOXも用意しており、なかなか見直さない名刺はそこへ収納。それからさらに1~2年見直さなかったら、そのまま廃棄しています。
名刺にひと手間かけることで、人間関係が豊かになる!
初対面の挨拶に、名刺交換は欠かせません。でも、ただ漫然と受け取っているだけではムダというもの。「ビジネスチャンスに生かすこと」を考えて、デスクに戻ったらメモを書く習慣を身に付けましょう。
先ほどのダイビングの話のように、このひと手間で人間関係は豊かになるはず。せっかくの出会いなのですから、名刺を単なるビジネスツールと考えるのではなく、末永いお付き合いの始まりにできるようにしたいですね。
◆見られて困ること、失礼なことは書かない
◆再会前に見返して話題のタネにしよう
◆名刺を活用するなら管理もしっかりと!
やる子 「さすが、すずまり姉さん。メールでもめっちゃ分かりやすい解説だわ。よし、お礼を返信しておこうっと」
そう言って、やる子がメールを返した2分後。
やる子 「おお、もう返信が来た! 何々? 『今日もらった名刺も、早速メモしておきなはれ』……って、そうだ、忘れてた! 完全に読まれてる……。ん? まだ続きがある。『今日は直帰でもいいわよ。んじゃ、股ね』って……。何コレ、誤変換? でも『股』って漢字、使う機会ないよね。え、またダジャレ? えっ?」
締めの言葉一つで、やる子を混乱させる罪深きすずまり姉さん。でも、恐らくコレ、本当に誤変換だと思われます。すずまり姉さんは一体、どんな文章で「股」を使うのか? 謎は深まるばかりですが、次回も乞うご期待!
文/石川由紀子 イラスト/小迎裕美子 写真/PIXTA