退社前5分は振り返り。全力でやったなら落ち込む必要ナシ!

 急な依頼が多かったり、どうしても気分が乗らなかったりして、To Doリストに書いた内容をこなせない日もありますよね。そんなときは諦めることも必要。退社前にリストを振り返り、やり残した業務は潔く次の日に回しましょう。

余白を残したTo Doリストなら、急な依頼にも対応でき、心に余裕が生まれる
余白を残したTo Doリストなら、急な依頼にも対応でき、心に余裕が生まれる

 そのときは、できなかった理由も書いておくこと。「ウーマン社の河合さんから至急の依頼があったため」など、正当な理由があれば「何やってたの、私……」と落ち込んだり、責めたりする必要もなくなります。これもまた、自分のモチベーションを下げない手法の一つです。

時間に余裕を持つためのポイント

◆時間に対する意識を変え、行動も変える
◆目指すべきはサッカー型
◆朝の5分で作るTo Doリスト
◆退社前5分の振り返りで落ち込まない

やる子 「おお、確かに! To Doリストを見せれば、上司の指示も断りやすくなりますね。最近、デキない自分に凹んでたけど、その悩みも解消できそう」

すずまり姉さん 「だしょ? やる子は真面目だし、やる気もあるんだから、落ち込んでいるなんてもったいないわ」

やる子 「おお、久しぶりに褒められた気がします! うれしいっ……」

すずまり姉さん 「さ、これなら今日は定時上がりもできるわね。私も今日は、新しいハイヒールを買いに行かなくちゃ。最近、外側だけが減っちゃうのよね~」

やる子 「姉さん、褒めてもらってアレですけど、それってがに股なんじゃ……」

すずまり姉さん 「……なんですと!」

 すずまり姉さんのがに股疑惑浮上で、にわかにざわつくオフィス。そんな騒然とした雰囲気も気にせず、やる子は褒められたうれしさをかみしめるのでした。さて、次回はあなたの仕事の進め方を診断! すずまり姉さんの時短アドバイス付きでお届けします。乞うご期待!

文/石川由紀子 イラスト/小迎裕美子 写真/PIXTA