会議は参加者全員が知恵を出し合い、目標に到達するための場。にも関わらず、特に意見がなかったり、苦手だからと発言しなかったりでは、周囲から評価されることはありません。では、会議で臆することなく発言し、建設的な話し合いをするコツとは? 早速、すずまり姉さんに教えてもらいましょう。
会議ではいつもダンマリ。たまの発言もしどろもどろに…
少しずつ春が近づく2月の終わり。なかなか終わらない会議に一時休憩が入り、やる子は安堵の表情を浮かべながらミーティングルームを後にします。
やる子 「は~、もう、全然まとまらない。営業部長ってば、話が長いわ、誰かが発言しても否定するわで、あの人とはつくづく相性が悪いと実感したよ。すずまり姉さん、よくキレなかったな……」
ブツブツとつぶやきながら、ふと前方に目をやると、そこには仁王立ちのすずまり姉さんが!
すずまり姉さん 「ちょいとやる子。顔、貸しなさいな」
やる子 「ね、姉さん。何ですか? 体育館裏に呼び出す不良みたいなこと言っちゃって……」
すずまり姉さん 「何ですかって、あ~た、さっきはどうしたの? 会議で少しも発言しなかったっしょ」
やる子 「うっ、バレてましたか。いやあの、私の天敵が仕切っていたんで、なんか発言しづらくて。あの人には私、いっつも否定されてるし……」
すずまり姉さん 「ああ、営業部長ね、天敵って。確かにあの人は厄介だけど、そんなことじゃダメよ~、ダメダメ。参加している意味、なくなっちゃうでしょ」
やる子 「また微妙に古いギャグを……。それはさておき、発言を否定されると思うと、萎縮して頭が真っ白になっちゃうんですよね。どうしたらいいのやら……」
すずまり姉さん 「仕方ないわね。じゃあ、お茶でも飲みながら、会議で発言するコツをレクチャーしちゃいましょ」
やる子 「おお、姉さん、よろしくお願いします!」