体調日記をつけて、セルフメンテナンスに役立てよう

 これまでも、手帳を活用する方法をいくつかお伝えしてきましたが、今回、オススメしたいのは体調管理のツールとして使うこと。

記録していれば、不調のタイミングが見えてくる

 実は私、高校生の頃から片頭痛に悩まされています。そんな私が名医の先生に診ていただいた際、渡されたのが「頭痛日記」。これは、毎日の天気や行動、気付いたことなどとともに、痛みの度合いを折れ線グラフで書き込んでいくものです。記入していくうちに頭痛になりやすい条件が分かるようになりました。傾向が見えれば対策が取れるので、今では片頭痛ともうまく付き合えています。

 この「頭痛日記」と同じように、「体調日記」をつけるのはいかがでしょうか? 日々の体調を記録していけば、どんな時期に不調となるのかが見えてきます。飲み会の翌日、忙し過ぎてストレスがたまった時期など、体調が悪くなるタイミングをつかめればしめたもの。責任重大な仕事が控えているときは、こうした不調の原因を遠ざければよいのです。

体調に関わることは、すべて記録しておこう

 日々、体調を記入しておけば、病院に行くときも便利。診察で「症状が見られるのはいつから?」と尋ねられたとき、素早く正確に答えられます。また、調子がいい・悪いに加え、食べた物やアルコールの量、残業時間、睡眠時間、飲んだ薬なども書いておくのがオススメ。不調になったときの傾向が、よりつかみやすくなります。さらに月経の期間も書いておけば、旅行などの予定も入れやすいでしょう。

調子がいい・悪いだけではなく、飲んだ薬や睡眠時間も記録するともっと役立つ (C) PIXTA
調子がいい・悪いだけではなく、飲んだ薬や睡眠時間も記録するともっと役立つ (C) PIXTA

 人に見られることを懸念するなら、自分だけに分かるように記入すればOK。体調を○△×で示したり、絶好調のときはニコニコマークにしたり、月経期間は日付部分を小さくカッコで囲んだりと、自分ルールを決めてください。