「見た目」にこだわる女子をどう思う?

 テレビや雑誌では、一年中「ダイエット」「アンチエイジング」に関する話題が上り、「若い」「かわいい」「痩せている」ほうが美徳とされるこの社会で、美容やダイエットに一生懸命取り組んでいる女性も多いはず。読者の中にも、万年ダイエット、なんて人もいるのではないでしょうか。

 そんな「見た目」にこだわる風潮を、渡辺さんはどう思いますか?

まずは「自分自身」を好きになってほしい

「周りの声なんて、気にしなくてもいいんです」
「周りの声なんて、気にしなくてもいいんです」

 「『肌荒れが気になるからいい化粧水を使ってみよう』『腰が痛い、体調が優れないからダイエットしよう』と自分の気持ちが高まることなら、やってもいいと思うんです。

 だけど、誰かに言われたり、周りの目を気にしてやっているのなら、やめてほしいな。それよりも、まず自分自身を好きになってほしい。

 自分の体のために、『おやつはナッツを食べよう』『今日は野菜ジュースを飲もう』と気を使ったり、働いて自分のために何かご褒美を買うとか。自分を好きになって、いたわってあげてほしい。だって、自分を一番愛してあげることができるのは、自分自身なんですよ?

 本当に美しい人って、見た目ではなくて、内面。『自分自身のことを大切にできている人』だと思うんですよね。周りの声なんて、気にしなくてもいいんです」

新しいことを始めるときの不安な気持ち、どうしたらいい?

 「女の子の持つ感情を表現する」ファッションブランド「PUNYUS(プニュズ)」をプロデュースしている渡辺さん。ファッションが好きだったので、中学生の頃から「お笑い芸人になったら、洋服を作る仕事も平行してできたらいいな」と思っていたんだそう。「さまざまな世代や体型の人が楽しめる、ジャンルにとらわれない服」を意識して作っているんだとか。

 春は、新しい環境に進む人も多いはず。私たちは何か新しいことを始めるとき「私には無理かもしれない」とつい不安に思ってしまいがち。そしてそのままずるずると一歩踏み出せていないこと、ありませんか?

 新しいことを始めるときの不安、渡辺さんだったらどう乗り越えるのでしょうか。

悩んでる時間がもったいない

思わず左手は力が入ってしまったけれど、人形を抱っこする手は優しい
思わず左手は力が入ってしまったけれど、人形を抱っこする手は優しい

 「新しい企画やアイデアを出す時は、私も『どうせ言っても無理だろうな』と不安に思うこともあります。でも、そう思ってる時間自体が無駄だなって思うし、意外と言ってみたらすんなりOKだったりすることもある。

 だから、まずは一歩踏み出してみる。一歩も踏み出さず何もしないで終わるよりも、踏み出したけれど失敗したほうが、今度は違うパターンで攻めてみようと思えるし、後々成長できるんじゃないかな」