いざというときは紙の「住所録」が重宝する

 家族や友人、職場などの電話番号。携帯電話の電話帳やアプリなどで管理をしている方が多いと思いますが、震災時などの電源が確保できない状態では、緊急時に大切な人と連絡が取れなくなります。東日本大震災の時、私の地元宮城県では、実際に電話ボックスに長蛇の列ができました。

写真左がA5サイズ右がA6サイズ
写真左がA5サイズ右がA6サイズ

 電話番号や連絡先を携帯電話以外で確認できるようにしておくことも、備えとしては大切です。そんなときにおすすめのノートがミドリ「大人の住所録」です。値段はA5サイズは1300円(税抜)で、A6サイズは1000円(税抜)。カラーは赤・青・花柄の3種類。

A5サイズ
A5サイズ

 A5サイズは1ページ3名分の連絡先を記入することができます。1冊で合計288名分保存可能。太ケイで書きやすく、見やすい住所録になっていて、氏名・住所・電話・FAX・携帯電話・メールアドレス・携帯メールアドレスを記入することができます。

A6サイズ
A6サイズ

 A6サイズは1ページ2名分の連絡先を記入することができます。1冊で合計176名分保存可能です。最初に「病院」と「常用」ページが各4ページ入っているので、緊急の電話や、よく使う番号を優先して書き留めることができます。

A6サイズに記入してみました
A6サイズに記入してみました

 紙は、長期保存に適した中性紙を使用。書くスペースがしっかりあるので、大きく文字を書き込めます。連絡先はLINEのアドレスしか知らないという方も多いと思いますが、緊急時に備えて親しい友人や知人の電話番号や連絡先を聞いておくことも大切です。

PCや携帯のデータだけではなく、「紙」の保存も大切

 私が東日本大震災で被災した時には、停電が続いて携帯電話の充電ができず、「情報が携帯電話から取り出せない」という状態に陥りました。携帯電話にはあらゆる情報を一つに集約できる反面、バッテリーが切れるなど携帯が使えなくなると、情報がほとんど使えない・見られない状態になると痛感しました。

 日ごろ、LINEやSNSを利用されている方も多いと思いますが、家族や職場、プライベートで親しい友人などの電話番号はきちんと聞いておき、書き記しておくことをおすすめします。仕事や生活が忙しいと「備え」の対策は後回しになりがちですが「防災の日」をきっかけに、もしもの時に必要なことを見直してみてはいかがでしょうか?

文・写真/やまぐちまきこ


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