覚えておきたい締めの言葉
メールをどのような言葉で締めたらいいか分からない人は、文例集の言葉を安易に持ってきてしまいます。たとえば、「寒暖の差が激しい時期ですので、ご自愛くださいますようお祈り申しあげます」というような表現です。初めて見たときは気の利いたフレーズのように思うかもしれません。しかし、見慣れないフレーズは2回連続で受け取ると、テンプレートだと見破られてしまいます。
まずは、無難な締めの言葉を覚えておき、状況に応じて使い分けるのがよいでしょう。
ご検討よろしくお願いいたします。
確認を促す場合
ご確認よろしくお願いいたします。
そこに、クッション言葉を入れて丁寧にする場合
お手数ですが、ご確認よろしくお願いいたします。
案件がまだ続く場合
引き続きよろしくお願いいたします。
このように一般的な挨拶のバリエーションを増やしておき、その場にあったものを使うようにしましょう。
日本ビジネスメール協会代表理事の平野友朗さんが、働く女性から寄せられたメールにまつわる悩みにお答えする連載です。今よりさらにスマートなメールの返信で「この人と仕事がしたい」と思ってもらうようなアドバイスをしていただきます。毎週火曜日、これから連続6回の短期集中講座として公開します。
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次回のお悩みは……
毎日、大量のメールを受信して、後々どのメールだったか探しにくいこともしばしば・・・そんな時に、「一目で分かりやすい件名」のコツはありますか? 相手に送る時も、どのようなことに気を付ければいいかスマートか教えてください。
どうぞお楽しみに!