営業女子の皆さんに、業務の効率をアップするための秘策と、営業の必勝ルールについて聞いてみました。営業職でなくても、仕事をする上で参考にできそうなヒントが集まりました。一挙にご紹介します。

【結果を出す「営業女子」大解剖】
第1回 「実はノルマきつくない」半数以上 営業女子の本音
第2回 「わたしはなぜ営業を選んだか」営業女子136人の声
第3回 営業女子の平均年収は○万円 3割が500万円以上
第4回 営業女子は働く女性が欲しい○○を身に付けている!
第5回 子育て最優先で退職→時短 結果出すママ営業の仕事術
第6回 売れる営業女子がコツを公開 結果が出る仕事の工夫
第7回 26歳営業が上司のワザを盗んで成長 鍵は「伝え方」
第8回 できる営業女子は実践している 業務効率を上げるコツ(今回はここ)

営業や業務効率を高めるための工夫は?

 営業女子の皆さんは、営業(業務)効率を高めるために、どんな工夫をしているのでしょうか。営業経験のある136人の女性に具体的に教えてもらいました。

<スピーディーに動く>

お会いしたお客様には、その日中に連絡する(26歳、サービス)

「持ち帰ります」と言ったことは帰ってすぐ先輩や上司に確認し、即答可能ならば電話で回答、資料が必要ならば電話でまず説明して持参など、時間を置かないように心掛けていました(28歳、医療福祉関連)

「すぐ対応!」が効きますね (C) PIXTA
「すぐ対応!」が効きますね (C) PIXTA

<資料作りなどの無駄を省く>

コピペが悪いことだと思わない。メール中心の業務のため、使えるものは使い回す。同僚のメールでいいな、と思ったものを手元に保存しておく(29歳、製造)

提案資料として先輩が作ったものを使用したり、無駄な資料作成の時間をつくらないようにしている(24歳、情報通信・IT)

シンプルな資料作成。こちらは手間をかけず、相手が即決に近い形で事が進むよう意図したシンプルさ(30歳、製造)

<メリハリをつける>

注力する先をピックアップして人、金、物を集中して投入する(30歳、製造)

営業強化週間、月間を決めて、その時期はプライベートも仕事優先で動き、それ以外の期間はプライベート重視で退社時間を早めるなどメリハリをつける(29歳、卸売・流通)

<スケジュールをうまく組む>

メールは決めた時間にだけ見て一気に返信する(27歳、金融)

集中力の高い午前中に内勤、午後に外回りをする流れが自分に合っているので可能な限りこのようにスケジュールを組みます(28歳、広告代理店)

月曜日は社内の打ち合わせや社内調整などを行う日として外出を入れないようにしていた。会社にいるとだらだらと残業してしまうので、アポはできるだけ午後に入れて直帰できるように組み、午前中を準備の時間に充てることで作業を効率化していた。外出の時間を戦略的にスケジュールに組み込むことで内勤業務が効率的に行えるようになった(34歳、情報通信・IT)

【アンケート概要】
◎日経ウーマンオンライン上で読者を対象に実施
◎調査期間:2017年12月19日~2018年1月21日
◎有効回答数:330人(うち、営業職経験者は136人)
◎平均年齢36.7歳、独身58.2%、会社員59.1%