美容・服飾費をセーブ

I・Aさん(28歳・アパレル・マーケティング)
・手取り年収:480万円
・手取り月収:29万円
・現在の貯蓄額:500万円

◆1カ月の家計簿
家賃:11万5000円/水道・光熱費:7500円/通信費:8000円/食費・交際費:6万円/服飾費:3万〜5万円/美容費:1万〜3万円/その他:1万〜2万円/貯蓄:0円(ボーナス100万円を全額貯蓄)

 おしゃれが大好きなI・Aさん。手取り月収の約3割にあたる服飾費と美容費の無駄カットが、お金を増やすためには必須と一念発起。1カ月の予算をざっくり決め、服やコスメを買うたびに、手帳のノートページに、購入日、アイテム、出費を細かく記録。

1. 日にち、出費、美容費の内訳
出費額と内訳を見れば、買い足しのための出費時期も予測、調整できる。

2. 洋服の購入日、出費、買ったもの
直近の数カ月間に買ったアイテムがひと目で分かり、買い過ぎを防げる。

 「すると、衝動買いや似たアイテムを買うことが自然に少なくなりました」。カード払いの請求月が購入月とずれるために使った金額を把握し切れず、赤字になる月もあったが、今では予算を守ることにすっかり慣れた。「ボーナス全額を貯蓄に回しています」。

取材・文/工藤花衣 写真/小野さやか

日経WOMAN2015年11月号掲載記事を転載。情報は記事執筆時に基づき、現在では異なる場合があります。