維持
片づけておいて! と言わせない、「私が掃除しないですむ仕組み」をつくる。整頓されたオフィスを維持するには、部署全員が片づける意識を持つことが大切。手に取りやすい場所に掃除道具を置く、共有棚は管理担当者を明記するなどして、“○○さんが片づけておいて”ストレスからフリーに!
キャビネットには管理担当の名前を貼る
部署共有のキャビネットも、担当者を決めて明記。責任を持って管理する。
掃除道具は壁のフックに掛けて“見せる”収納
オフィスの目立つ場所の壁に、掃除道具をフックに掛けて下げておく。「部長だってサッと手に取って掃除しますよ」。
右を向いても、左を向いても「片づけマナー」
使い方のマナーや片づけ方法などを書いたボードを至るところに貼り、注意を喚起する。
上司の「片づけぶり」を抜き打ちチェック!
1カ月に1回、「相互観察シート」を使い、上司・部下関係なく机の整理整頓の状態をチェックし合う。観察項目に沿って確認し、〇△×で評価する。
トヨタ式デスクを拝見!
机の上には、今使うモノ以外は出さないのがトヨタ式の鉄則。使っていない書類や資料は引き出しに入れておく。また、足元にはバッグ以外のモノは置かない。
出社時の山田伸一さんの机にはPCと電話だけ。書類やペンは引き出しに収納し、使うときに机の上に広げる。
1)左の引き出しには他部署との共通資料を収納。
2)中央の引き出しには「今日使う書類」を入れる。
3)右の一番上の引き出しにはペンやよく使う文具、個人の印鑑、名刺などを入れている。
4)右側の上から2番目の引き出しには、プロジェクトごとの資料を平置きに。
部署ごとの机の片づけ共通ルール
利き手側には使用頻度の高い書類を
取扱書類の多い管理部では、ファイルボックスと4段の書類トレーで文書を収納。利き手側によく使うモノを置く。
顧客情報を入れる引き出しを確保
トレーナー支援グループでは、顧客情報を扱うことが多い。社外秘の書類はファイルボックスに入れ、帰宅時は引き出しに収納する。
◆部署別の「机上のあるべき姿」シートまで!
この方たちに伺いました!
取材・文/福島哉香 撮影/小野さやか
日経WOMAN2015年9月号掲載記事を転載。情報は記事執筆時に基づき、現在では異なる場合があります。