整理

いるモノといらないモノとを整理し、「いつか使う」には制限を設けよう。今必要なモノとそうでないモノとを分ける判断基準が、整理には不可欠。まず、使用頻度に応じて以下の3つに分類しよう。「いつか使うモノ」は、モノが増える原因。ため込まないように工夫を。

◆いつまでも使わないモノは捨てる
1年前の資料やキャンペーン終了後の商品など、今後使う予定のないモノは、迷わず廃棄。「預かっておいて」と託されたモノは、いつまでに使うかを聞き、期間を過ぎたら処分。

◆いつか使うモノは共有スペースで管理
週に数回使う程度の文具や備品は共有スペースで保管するのがおすすめ。「いつ使うか分からないモノは必ず保管期限を決め、その都度必要性を判断しましょう」(山田さん)。

◆今、使うモノは机に置く
毎日使うモノは近くに置き、使用頻度の高い順に取りやすい場所へ。右利きであればメモ帳やペン立ては右側に置くなど、最小限の動作で手に取れるようしておく(4ページ参照)。

整頓

すべての「モノ」の住所を決めることで、どこにあるか、どこに戻すかが一目瞭然に。週に1回〜月に1回使うものは収納棚やキャビネットに入れ、半年に1回〜年に1回使うモノは資料室や倉庫へ。それぞれ置き場所を明確にし、何がどこにどの程度あるか、全員が把握できるようにしておく。

キャビネット

ラベルはA4サイズでデカデカと
不特定多数の人が使うモノは、保管場所を決め、使用後は必ずその場所に戻せるようにする。「“知らない人でもすぐに探し出せるようにする”という基準があれば、分かりやすく整頓ができます」。キャビネットには、A4サイズのラベルを貼り、大きめの文字で中身を表示。

大きな文字は、誰もが 読みやすい!
大きな文字は、誰もが 読みやすい!

キャビネットは目線が低いとラク
キャビネットの高さは腰まで。女性でも中身がすぐに見えるようにしておく。

高さが女性にもちょうど良いのが◎
高さが女性にもちょうど良いのが◎

古いファイルBOXが仕切りに変身
使い古したファイルボックスを仕切り代わりにして縦置き収納。

リサイクル!
リサイクル!

紙コップは使える収納アイテム
小物類も決められた番号や文字の位置に戻し、紛失を防ぐ。

紙コップは小物にぴったり!
紙コップは小物にぴったり!

誰がいつまで使うか一目瞭然!
貸出・返却簿でしっかり管理。備品を使うときには、シートに部署名、名前、期間を記入。所在を明らかにする。

誰が借りたかをチェック
誰が借りたかをチェック
部署の備品置き場

トヨタ伝統の「姿置き」
「姿置き」とは、モノの置き場所を定め、それを明確化するために線で囲んでおく整頓方法。はみ出さずに定位置に戻す習慣がつく。

トヨタ伝統の「姿置き」
トヨタ伝統の「姿置き」

床にビニールテープを貼り、台車の位置を示す。

「姿置き」は床にも!
「姿置き」は床にも!