頼まれた仕事は迷わず挑戦 派遣社員で社長賞まで受賞

秘書/税込年収:350万円/手取り月収:26万円

 外資系の電子機器会社で働く派遣社員のS・Hさん。高校を卒業後、オーストラリアのワーキングホリデーを経て派遣会社に登録。英語力を生かして、「秘書の仕事がしたい」という目標を定める。

 そのためにはまず実務経験を積もうと、地元(三重県)の商社で3年間貿易事務の仕事をした後、25歳で東京へ。派遣会社に登録し、外資系企業を中心に仕事を探して、現在働く会社で広報アシスタントの仕事を見つける。

 資料作成や広報イベントの準備、運営など、業務は多岐にわたり、「部署をまたがる仕事や急に発生した作業も頼まれれば、迷わず『やります』と引き受けました」。予算がないからとイベントコンパニオンを打診されたときも、派遣会社の同意を取りつけて手伝った。

 積極的な姿勢は印象に残るし、勉強する気持ちがあることも伝わる。広報アシスタントの契約期間は延長され、さらに同じ会社の役員秘書に抜擢(ばってき)される。