読者が「職場でコミュニケーションに困る相手」のトップが男性上司。女性と全く違う男性の思考回路を理解して、上司や同僚、夫を上手に動かそう!

男性には共感を求めず目的や結論を伝える

 何度説明しても思いが伝わらずにイライラしたり、愚痴を聞いてほしかっただけなのにダメ出しをされてモヤモヤしたり…。

 男女間のコミュニケーションで生じるそんな違和感について「そもそも男女の思考回路は全く違うので、かみ合わないのは当然」と話すのは、心理カウンセラーの五百田(いおた)達成さん。

 「女性は“自分がどう感じるか”という主観的な感覚を大切にし、共感し合える関係を望みますが、男性にとって重要なのは理論や客観性。話を理解できても、共感することは難しいのです」。

 思考回路が違うのだから、使う“言語”もまた違う。

 「男性は結論と目的を重んじ、女性は過程を重視します。彼らを動かしたいなら、男性に響く話し方を心がけること。自分の意見に耳を傾けてもらうためのコミュニケーションスキルとして、身に付けておきましょう」。

 そこで、男女の思考の違いをかるた形式で紹介。男性を上手に動かす話し方を習得しよう。


心理カウンセラーいおたさん直伝
男と女のコミュニケーションかるた

彼と夫を動かす!

は分析されたくない
は言い当てられたい
自分のことを言い当てられると“理解されている”と親しみを感じる女性と違って、分析される=上から目線だと感じる男性。相手の特徴を指摘した後は必ず褒めて、プライドを傷つけないように。

NG 「あなたって○○なところがあるよね」
OK 「あなたの○○なところが好き」