加齢と体脂肪の関係は?

20〜62歳の健康な162人について、褐色脂肪細胞の検出のある・なしと、体脂肪量と年齢の関係をまとめた。褐色脂肪細胞が検出された群はどの年代でも体脂肪量が変わらないが、褐色脂肪細胞の働きが悪く、検出されなかった群は年齢とともに体脂肪量が増えていた。(データ:糖尿病;55,5,302-305,2012)

DITを高めることがダイエットの近道

DITによるエネルギー消費は全体の10%前後。褐色脂肪によるエネルギー消費は1日約10〜20kcalと非常にわずかだが、「それを10年間累積すると、脂肪量に換算して約8kgの差になる」と河田教授。小さな積み重ねが大切だ。(データ:Jpn J Geriat.;30,564-567,1993)

ほかにもこんな食品が脂肪燃焼のスイッチを入れる

カラシやワサビに含まれるアリルイソチオシアネートやニンニクに含まれるアリシン、シナモンに含まれるシナモアルデヒドもカプサイシン同様に辛み成分。ただし、辛みのない唐辛子や甘味料など、「辛い」もの以外にもスイッチを入れるものがある。