夜、眠っているときにコラーゲンの吸収が高まる

コラーゲンを効率よくとるには就寝前がベスト。睡眠中は副交感神経が優位になり、腸の消化吸収の働きが活発になるとされているほか、成長ホルモンの分泌が高まり、肌細胞の代謝が盛んに行われると考えられている。

真皮層のやせ細りがたるみやシワの原因に

若く健康な肌の真皮層では、コラーゲンやエラスチンの線維が網の目状に張り巡り、その間にあるヒアルロン酸が水分を抱えてハリや潤いを保っている。加齢により、コラーゲン線維などの束が細く不規則になり、ヒアルロン酸が減少すると、肌の弾力が低下、シワなどの原因に。

コラーゲンをのんで目尻のシワが軽減!

成人女性を各40人以上の2群に分け、それぞれ1日5gのコラーゲンペプチドもしくは偽成分をのんでもらった。8週間後、コラーゲンペプチド群で目尻のシワが減少していた。(写真:ニッピバイオマトリックス研究所)

この人に聞きました
藤田 聡
藤田 聡教授
立命館大学 スポーツ 健康科学部
運動や栄養摂取による骨格筋たんぱく質の代謝、加齢に伴う骨格筋量減少のしくみを研究。「筋肉をつけると代謝が高まり、運動能力の維持にも役立つ。若いうちから筋肉を育てることが大切」。

取材・文/渡辺満樹子 写真/福岡 拓 図版/三弓素青

日経ヘルス2016年9月号掲載記事を転載
この記事は雑誌記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります

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