(1)皮脂を分泌して肌を若々しく

>>>適度ないい油で肌が潤う
皮脂は皮膚の皮脂腺から絶えず分泌されており、皮膚を覆う。表皮からの水分蒸発を抑えて角層に潤いを与えたり、細菌から皮膚を守るバリアの働きをしたりする。


(2)脂溶性の栄養の吸収を助ける

>>>野菜と一緒に油をとるとビタミンAやカロテノイドなど抗酸化成分の吸収がよくなる
緑黄色野菜に豊富な脂溶性のビタミンAやカロテノイドは、油と一緒に食べないと体内に吸収されにくい。野菜サラダにはアボカドなど油を含む食材か、オイルを足すのが正解。


(3)エネルギーを効率よく蓄える

>>>とりすぎた油は体脂肪としてストックされる
糖(グルコース)は1分子から38個のATP(エネルギー)を作るが、油(脂)は1分子からはその3〜4倍のATPが作れる。体脂肪はエネルギーを効率よく蓄える手段なのだ。


(4)細胞膜の材料になる

>>>いい油をとると細胞膜が柔らかく栄養が取り込みやすい
細胞膜は脂肪酸で構成されている。いい油の脂肪酸が豊富だと細胞膜は柔らかい状態を保つことができ、細胞の内外での栄養や情報のやり取りがスムーズになる。


(5)ホルモンのように働く

>>>いい油をとると細胞膜から飛び出た脂肪酸が体を守る
細胞膜からは脂肪酸が飛び出てホルモンのように働く。細胞膜にいい油の脂肪酸が豊富な場合、病気の原因となる炎症から体を守るホルモンのように働く。


(6)脳の細胞の材料になる

>>>いい油をとると脳内伝達機能がよくなり認知症予防に
脳内の神経伝達には、脂肪酸で構成されたリン脂質が不可欠。リン脂質にいい油の脂肪酸が多いと、伝達機能が上がる。シナプスを介しての情報伝達がスムーズに。