冷凍エノキの作り方

1日50〜100gとりたいエノキタケ。料理研究家の濱田美里さん考案の「冷凍エノキ」はエノキタケをたっぷりとるのに便利。200g分を切って加熱し、4等分に筋目を入れて冷凍すると、ちょうど1かけ分が生エノキ換算50g相当になる。1かけ当たり約15kcalとカロリーは低い。

<材料>(作りやすい分量)
エノキタケ…200g
塩…小さじ1/2弱
酒…大さじ1

作り方

1. エノキタケをみじん切りにする

エノキタケの石づきを押さえ、傘の側から切っていく。こうするとバラバラにならず細かく切りやすい。

2. 5分間蒸し煮して水分を飛ばす

1のエノキタケを蓋付きの鍋またはフライパンに入れ、酒と塩を回し入れる。蓋をして蒸し煮にし、5分たったら蓋を開けて水分を飛ばす。

3. フリーザーバッグに入れて筋目をつける

2の粗熱がとれたらフリーザーバッグに入れて、全体が均一の厚さになるよう整える。菜箸で4等分に筋目を入れて冷凍する。

4. 冷凍エノキを割って使う

調理に使うときは、筋目に沿って割るだけなので簡単。必要に応じて電子レンジで解凍(または自然解凍)して使用する。

この人たちに聞きました
江口文陽
江口文陽さん
東京農業大学 地域環境科学部 教授
日本きのこ学会前会長。エノキタケをミキサーで粉砕して60分煮込み、凍らせた「エノキ氷」を用いたヒト試験を実施。「エノキ氷を摂取して2カ月目から中性脂肪やコレステロールなどの数値が低下してくる。続けることが重要。

濱田美里
濱田美里さん
料理研究家
国際中医薬膳師。東京都内と神戸六甲にて料理教室「お料理の会」を主宰。『“塩フリージング”で冷凍保存が変わる』(扶桑社)ほか著書多数。「冷凍エノキは味にクセがなく、和洋中どんな料理にも合う」。

取材・文/やまきひろみ 写真/福岡 拓

日経ヘルス2016年8月号掲載記事を転載
この記事は雑誌記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります

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