枝豆はここがダイエットに効く

1. たんぱく質が多い

データ:日本食品標準成分表2015年版(七訂)より抜粋
データ:日本食品標準成分表2015年版(七訂)より抜粋

 枝豆は、筋肉を増やすためのたんぱく質が大豆に次いで多い。豆類と比較すると、枝豆に含まれるたんぱく質は、大豆に次いで豊富。その割には脂肪も大豆より少なく、エネルギー量は上に挙げた5種のうち最も控えめになっている。(データ:日本食品標準成分表2015年版(七訂)より抜粋)

2. ビタミンB群やβカロテンも含む

データ:日本食品標準成分表2015年版(七訂)より抜粋
データ:日本食品標準成分表2015年版(七訂)より抜粋

 体内の脂肪燃焼を促すために欠かせない補酵素が、ビタミンB群。枝豆は、B群の1つである葉酸の含有量が豆類に比べて多い。また、抗酸化作用のあるβカロテン、ビタミンCが含まれており、美肌効果や血流を促す作用も。(データ:日本食品標準成分表2015年版(七訂)より抜粋)

ゆくゆくはこんな効果も

データ:Int. J. Obes.;28,1283-1290,2004
データ:Int. J. Obes.;28,1283-1290,2004

 18~56歳の肥満(BMI平均約30)の男女50人を、摂取エネルギーのうち12%をたんぱく質から摂取するグループ、または、25%をたんぱく質から摂取するグループに分けた。6カ月後、ともに実験前に比べて体重が減り、25%の摂取グループは有意に体脂肪量も減少した。(データ:Int. J. Obes.;28,1283-1290,2004)

1週間以上続けてみよう

 枝豆ダイエットで食べたい枝豆の量は、1日に手のひら山盛り1杯(約200g)。たんぱく質量は、約12gになる。「女性の1日のたんぱく質の目標量は50g。その約2割を間食で満たすことができる」(坂田さん)。初めこそ甘いおやつが恋しくなるかもしれないが、腹持ちがいいので、余分な間食が欲しくなくなる。

 枝豆ダイエットに欠かせない枝豆は、生の枝豆をゆでて作るのがベスト。ただし、枝豆をゆでる際には塩を加えないこと。ゆでる時間がないという人は冷凍や市販品などで代用してもいい。塩味で味付けされた枝豆の場合は、塩抜きをして食べよう。

 このダイエットは1週間以上続けることで、効果が実感できる。「たんぱく質不足が解消され、冷えなくなり、疲れにくくなる」(坂田さん)。

 続けるうち、どうしても枝豆に飽きてしまったときは、たんぱく質が豊富な食材を組み合わせてもいい。ゆで卵やチーズ、サラダチキン、ギリシャヨーグルトなど、コンビニなどで手に入る商品が手軽でお薦めだ。