n-3系脂肪酸が豊富 アマニ油
n-3系脂肪酸を含むので、「健康のために加えている」という読者が。「ひきわり納豆にアマニ油とポン酢醤油を合わせて温野菜などにかけるのもお薦め」と牧野さん。
ピリ辛&コクで中華風 ラー油
コクが出て、たれや醤油とは違う味わいを楽しめる。「鉄を豊富に含むザーサイを刻んで加えてもいい」(牧野さん)。コリコリした食感が加わって飽きが来ない。
パンやクラッカーにピッタリ バジルソース
たっぷり入れるとさわやかな香りが納豆のにおいをカバーし、洋風の味付けに。バジルはカロテンが豊富な緑黄色野菜なので、大葉などと同様、納豆に足りない栄養素を補える。
女性にうれしい栄養を補給 キヌア
南米原産の穀物で、白米に比べて、鉄が8倍、カルシウムが10倍、食物繊維が8倍含まれるといわれるスーパーフード。ゆでて少量を加えるだけで栄養価も腹持ちもアップする。
レンチン1分で作れる 温泉卵
牧野さんお薦めのちょい足し
「納豆と卵で植物性と動物性両方のたんぱく質をとれる」と牧野さん。耐熱容器に卵を割り、卵黄がかぶるくらいの水を注いで卵黄に竹串で穴を開ける。ラップをせずに電子レンジで加熱(500Wで1分程度)。たまじゃくしで湯を切って完成。市販の温泉卵でもいい。
東京農業大学応用生物科学部 食品安全健康学科
東京農業大学大学院農学研究科博士後期課程修了。農学博士。「食と農」の博物館館長。イソフラボンの機能性に詳しい。「血中のイソフラボン濃度を一定に保つには、毎日1パックを目安に、納豆を食べ続けることが大切。納豆にはイソフラボン以外にもビタミンKなど体にいい成分が多い」。
スタジオ食(くう)代表 管理栄養士
女子栄養大学卒業。料理教室、講演、病院や保健センターでの食事指導、雑誌やテレビのレシピ提案などで活躍中。生活習慣病予防やダイエット指導に定評がある。「私は納豆にゆずコショウを合わせるのが好き。醤油をポン酢醤油に代えると、塩分を抑えられます」。
取材・文/村山真由美 写真/三村健二 スタイリング・調理/タカハシユキ イラスト/天明幸子 構成/平野亜矢(編集部)
日経ヘルス2015年12月号掲載記事を転載
この記事は雑誌記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります
記事一覧ページは⇒日経ヘルスの人気記事