朝の新習慣ができ、頭と心が整理される1冊

新版 ずっとやりたかったことを、やりなさい。」(ジュリア・キャメロン著 サンマーク出版)

 これは「朝にオススメの習慣が書いてあるので、池田さんにぜひ読んでもらいたくて」と知人からプレゼントされた本でした。著者はハリウッド映画・テレビのライターやディレクターなど多様な活動で知られており、25年以上にわたり、創造性を育てる方法論「アーティスト・ウェイ」を世界で伝えているそうです。この本で書かれている「モーニングページ」という手法に感銘を受け、1年以上習慣として続けています。

 モーニングページとは、ざっくりいうと「朝の時間に1日3ページだけ、頭の中の思い浮かんだ言葉をそのままノートに書く」というものです。ノートは特に決まったものはないので、好きなものでOKです。私の場合、ケイ線があるノートや大きいノートだと「書かないと!」というプレッシャーを感じるので、無地の文庫サイズのノートを「モーニングページ」に使っています。

 書く内容は何でもOK。かしこまったことではなく、「今日はなんにも書くことがないけど、どうしよう、3ページも書くの、きついな」といったような、正直な気持ちで大丈夫です。私は、自らプロデュースしている「朝活手帳」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)とセットで「モーニングページ」を書くことを習慣としています。

 「朝活手帳」では「何をしたいのか」「今週は何をするのか」といった質問で、自分をあえて「答えを出さなければ進まない状態」にしますが、「モーニングページ」では、自分の頭の中にあることを、答えを無理に求めずに「だだ漏れ」の状態にします。この二つをセットにすることで、朝一番に頭と心が整理され、以前よりもさらに心身のバランスが取れるようになりました。

 この本は特に朝活好き、手帳好きの方に好評で、さっそく朝の習慣の一つとして「モーニングページ」を導入したという意見を多くいただいています。