価値は短期間では大きく変わらない

 日々たくさんの人が売買するので、株式や債券や不動産の「価格」は毎日変動しますが、その「価値」は短期間で大きく変わるものではありません。例えば株式の価値は企業の価値。その企業価値は企業の売り上げや利益あるいは成長性によって決まるもの。

 上場されているような大企業の価値は、毎日の価格(株価)の動きとは異なり、長い時間をかけて育まれていくもの。だからこそ私達が実践する投資も5年10年……30年と長い時間をかけるのです。

過去の人類の歴史が教えてくれる…下がったものは上がる、上がったものは下がる

 長い期間投資をしていると、時にはITバブルの崩壊やリーマンショックといった大事件が起きて市場の暴落にも遭遇します。でも、人類が滅亡でもしない限り、待っていれば下がったものはいずれ再び上がってきます。

 逆に景気が過熱して多くの人が狂乱するバブルが発生することもあります。これもまた上がり続ける物はなくいつかは下がるもの。いずれも過去の人類の歴史が証明してくれています。

 「予想しない」「長期でやる」――投資をするにあたり、まずこの二つの鉄則を覚えておいてください。

マンガ/anco、文/西原 朗、監修/マネースクールUNO


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