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3児の母が「手に職」転職 接客のプロの経験を生かす

2018年11月29日

育児中はアルバイトで実力UP 理想の職場への転職を目指す

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 世の中には転職によって手に職をつけ、キャリアアップをかなえた女性たちがいます。そこで、『一生困らない 女子のための「手に職」図鑑』(光文社刊)の著者、華井由利奈が、そんな女性たちの実体験を全4回でお届けします。最終回に当たるこの記事で紹介するのは、出産と同時にグランドスタッフを辞め、別の職場でアルバイトをしてペースダウンをした後、再び奮起して空港に戻ろうと挑戦しているKさんの事例。たとえ収入が4分の1に減ったとしても、ペースダウンをしたことで得たものは大きいと話すKさん。育児後の再就職に役立ったアルバイトとは、一体何だったのでしょうか?

銀行から空港、テーマパークへ 異色の経歴を歩んだ理由

――現在、テーマパークの飲食店スタッフとして働いているKさん。以前はグランドスタッフとして空港で働き、キャリアを重ねていたそうですが、どのような経緯で今に至ったのでしょうか?

K:学生時代に一番憧れていたのは、フライトアテンダントでした。ですが、専門学校に通うこともなく、夢は夢のままで実現せず。実家の近くにある関西の短大を卒業して地元の銀行に入行しました。でもたった1年半で退職してしまったんです。最も正確さが求められる銀行の仕事は私には合わなくて。

 その後、転職した恋人を追って上京。どんな職種でもいいから憧れの空港で働きたいという強い思いで仕事を探し、インターネットの情報サイトで見つけたのが手荷物受取のアルバイトでした。すぐに履歴書を送って働き始め、半年後に空港内で転職し、座席の予約や搭乗手続きを行うグランドスタッフになりました。きっかけをくれたのは同じ職場で働いていた友人です。中途採用の試験があると友人に聞き、面接で手荷物受取の経験を話して合格。アルバイトから契約社員になりました。

――収入はどのくらい増えましたか?

K:銀行員時代も手荷物受取のアルバイトも月収16万円程度だったので、それに比べると格段に上がりました。当時は20代前半でしたが、月収は24~25万円ほどだったと思います。さらに割引運賃で旅行できる特典もあり、時間があれば迷わず海外へ行っていました。仕事が終わるとそのまま飛行機に乗り、台湾や韓国など近場の国へ行くという感じです。

 その3年後に結婚・妊娠して、出産を期に退職。約10年間、子育てに専念しました。現在は、自分や家族の都合でシフトを組みやすいテーマパークスタッフとして週に2~3日アルバイトをしています。給料は交通費を含めて月々6万円前後。空港でグランドスタッフとして働いていた頃の約4分の1です。

――子育てのため、ペースダウンに踏み切ったのですね。

K:いろいろな生き方がありますが、私は「仕事より家族を優先したい」という思いが強かったんですね。当時もすんなりと辞める決意ができました。ただ、アンケート用紙などで自分の職業に丸を付けるとき、「ああ、私はアルバイトなんだな」と一瞬、落ち込むことはありますね。

――子育てが落ち着いてきたそうですが、今後の働き方についてはどう思っていますか?

K:実は今、再び空港で働く準備をしているんです。空港のVIPラウンジで働いている同期が経験者募集の情報を教えてくれて、応募することにしました。

 仕事をペースダウンするために選んだテーマパークスタッフの仕事も、振り返って考えると、私にとって大きな学びになっています。そもそもテーマパークで働こうと思ったきっかけは、空港で受けた研修の講師がテーマパークの社員でその接客術に関心を持ったからでした。日々色々な工夫を凝らしてお客様を楽しませようとするテーマパークの接客仕事からは、学ぶことがとても多いんです。

 例えば、重そうな荷物を持っているご年配の方に声をかけるとき、ただ「お荷物お持ちしましょうか?」と聞くのではなく、相手の目線の高さに合わせて腰をかがめてから話し掛けるようになりました。特に子どもやご老人は目線を合わせると相手との距離感が縮まって、印象がぐっと柔らかくなるんですよ。テーマパークでは、空港での仕事にも役立つ柔軟な接客スキルが身に付いたと思います。

 いろいろな働き方を経て、今、初心に戻り「空港で働く夢」をもう一度実現させたいと思っています。

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