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30年続けたノート 料理研究家の原点は「探究心」

2018年11月28日

こつこつ付け続けたレシピノート 幼い頃の探究心が今の仕事へと繋がった

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 「ノート術」と一口に言っても、勉強や仕事のアイデア、ライフログノートなど、さまざまなジャンルがありますよね。今回は、日経ウーマンオンラインの「賢い女子の節約レシピ」で連載中の料理研究家、宇梶由里子さんが30年以上付け続けてきたレシピノートを見せてもらいました。

宇梶由里子さん
1975年生まれ。大学卒業後、フランス家庭料理を学び、その後、旅行好きが高じてイタリア料理やタイ料理などさまざまな国の料理を身に付ける。2015年7月より自宅でイタリア料理教室「La Bellissima Casa」を主宰している(現在会員制)

とにかくメモ

 今はデジタルで何でも済んでしまう時代だけれど、ノートの良さは何よりページをめくるたびに当時の空気や気持ちまでがよみがえるところ。中学生の頃付けていたというノートは、とじ糸がほつれているページもあるほど年季の入ったもの。ページをめくりながら思わず、「懐かしい……」と見入る宇梶さん。

右側のノートは中学生の頃に付けていたもの

 「当時、キッチンは『母の城』だったので、私が率先して家族の夕食を作ったり……なんてことはありませんでしたが、料理は好きでした。テレビの料理番組や料理本を見て作ることが多かったですね。さらに、ケーキなどは砂糖やバターなど分量にアレンジを加えて『自分好み』の味に研究することが好きで、ノートに細かく分量をメモしながら、実験のように何度も繰り返し作っていました」

「亡くなった叔母から教わった、おせち料理のレシピ」。お薦めの豆が入っていた袋も大切に取ってある

 その頃は、今のようにインターネットで検索すれば、世界中のレシピがすぐ出てくる……とはいかなかった時代。

 「母や、叔母など身内だけでなく、いろいろな人にレシピを聞いていました。友人の家でクリームシチューを食べたとき、あまりのおいしさに、友人のお母さんに『レシピを教えてください!』と尋ねたほど。特別な具材が入っていたわけではなかったけれど、とにかく『どんなレシピなのか、知りたい』と思いました」と宇梶さん。

 その後もお店で食べた味を再現しようとしてみたり、カレーライスもさまざまな具材を入れてみたり、スパイスから作ってみたり……と、探究心が人一倍強かった宇梶さん。当時から「料理研究家」の片鱗(へんりん)を見せていたことが分かります。

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