節約上手になるための5ステップ

 続いて、気になる光熱費をはじめ、節約上手になるための5つのステップをご紹介しましょう。

ステップ1 「電気代の見える化」

 毎月の光熱費の値段は見るけれど、「消費電力までは見ない」という人も多いのではないでしょうか。

 「例えば東京電力なら、最大過去2年分の電気使用量・料金がグラフでチェックできる『でんき家計簿』といったサービスがあります。面白いのは、同じ契約容量の人の平均使用料が分かる点。自分の電気代は安いのか、高いのかを見直すきっかけになります。まずは自分の消費電力を把握し、その上で契約プランの見直し、アンペア数の変更といった具体的な対策を取るようにしましょう。アンペア数は50アンペアから40アンペアに変更すると1カ月当たり281円、年間3372円の節約になります」

ステップ2 「プラン変更も検討してみる」

 2016年に電力、2017年にガスの自由化が始まり、現在は各社ともさまざまなプランが出そろっています。新規プランや電気とガスの「セット割」のほうがお得かも……と考えている人は、まずは今のプランをよく見直してみて。

 「東京電力の場合、以前のオール電化プランはかなり安くなりやすい内容だったのですが、一度解約してしまうと新規では申し込めません。また、『セット割だから必ず安くなるわけではない』ので注意が必要です。人によっては電気だけ、ガスだけ乗り換えた方がお得な場合もあります。例えば、日中は会社勤めをしている人は夜間の電気料金が安くなる『夜トクプラン』などもありますので、自分の生活スタイルに合ったプランを選びましょう」

毎月必ず支払う光熱費は、クレジットカード払いでポイントをためよう (C)PIXTA
毎月必ず支払う光熱費は、クレジットカード払いでポイントをためよう (C)PIXTA

ステップ3 「クレカ払いでポイントをためる」

 毎月必ず支払う光熱費は、クレジットカード払いにするという手もあります。

 「東京電力などでは口座振替にすると月に54円安くなる『口座振替割引サービス』がありますが、クレジットカード払いもポイントがたまってお得です。『くらしTEPCO』というサイトに登録すると、電気料金に応じてTカードやPontaポイントがたまります。また、楽天カードでは、電気使用量10kwhごとに1ポイントがたまる『まちでんき』というサービスも。クレジットカード払いはお金の使い道や金額が記録されるので、『支出の見える化』ができ、家計管理がしやすくなりますよ」