今や仕事のコミュニケーション手段として欠かせないメール。しかし、知らず知らずのうちに失敗したり、相手に不快感を与えていたりするケースもあるようです。人々は、仕事におけるメールで、どんな失敗をしたり、どんな悩みを持っていたりするのでしょうか。ここから、メール達人になる秘訣を探っていきましょう。
(出典:一般社団法人日本ビジネスメール協会「ビジネスメール実態調査2016」、有効回答数3088、2016年5~6月インターネット調査)

人々は、仕事におけるメールで、どんな失敗をしたり、どんな悩みを持っていたりするのでしょうか (C)PIXTA
人々は、仕事におけるメールで、どんな失敗をしたり、どんな悩みを持っていたりするのでしょうか (C)PIXTA

メールで失敗した人は3割超え、相手は失敗を指摘しない傾向

 「過去1年間に仕事でメールの失敗をしたこと」が「よくある」2.17%と「たまにある」34.65%の合計は36.82%で、3割を超える人が何らかの失敗をしています。失敗の内容は「添付ファイルの付け忘れ」が6割強で最も多く、次いで「宛先の間違い」「文字に誤字や脱字」が3割ほどでした。

あなたはメールでどんな失敗をしましたか? (複数回答可)
あなたはメールでどんな失敗をしましたか? (複数回答可)
「添付ファイルの付け忘れ」がダントツです (C)2016 Japan Businessmail Association.

 一方で、「過去1年間に仕事でメールを受け取り、失敗を見つけたこと」が「よくある」「たまにある」人の合計は59.10%にのぼり、さらに約7割の人が相手に失敗を指摘していないことも分かりました。特に相手から指摘を受けないため、自分は気付かないまま失敗している可能性がありそうです。