手紙を書く人は、コミュニケーション好き
アンケートによると、「対人コミュニケーションが得意」と回答したのが最も多いのは、「普段から手紙を書いている人」でした。
また、手紙を書く人の約6割は自分のことを文章作成能力が高いと考えており、約半数以上は順序立てた話し方をすることが得意と考えている人が多いことも分かりました。手紙を書かない人はいずれも約3割程度と、自信のない人が多い結果になっているのに比べると、手紙を書く人はコミュニケーションに対する苦手意識が低いようです。
手紙は好感度をアップできるコミュニケーションツール
しかも調査では、手紙が相手に好意をもってもらえる可能性の高いコミュニケーションツールであることが分かりました。大人が手紙を書く機会は減っているからこそ、手紙をもらったこと自体に価値があると感じてもらえるのかもしれません。コミュニケーションが苦手な人ほど、実は手紙を書くメリットがありそうです。
たとえば、顔を合わせれば厳しい指摘ばかりの上司が、「早く一人前になってほしくて、現場ではつい小言を。でも、誰よりもまじめなあなたに期待しているからだよ」という手紙をくれたら、きっとうれしいですよね。あんまり長い手紙だと、深刻すぎてちょっと重く感じてしまいますが……。
コミュニケーションが苦手でも、手紙を書くことで好意をもってもらえる確率が上がるなら、試してみない手はありません。手紙をもらう機会が貴重な現代だからこそ、相手にとって特別な印象を残すのかもしれません。