「消・浪・投」を意識してお金の使い方を変える

「消費」か「投資」か、あるいは「浪費」か… (C)PIXTA
「消費」か「投資」か、あるいは「浪費」か… (C)PIXTA

消費・浪費・投資の定義

 消費・浪費・投資の定義をおさらいしておきましょう。

◆消費
生活するのに必要な支出。日用品代や水道光熱費、住居費など。

◆浪費
いわゆる無駄遣いのこと。「必要」ではなく「欲しい」と思って購入したものの代金など、ただ今を楽しむために使った支出。タバコやお酒などの嗜好品の支出もここに入る。

◆投資
現在の生活に不可欠なものではないが、将来の自分に役立つ、生産性の高い使い方のこと。貯金もその一つ。

 家計簿で家計を管理しようとすると、どうしても金額に目を向けてしまいがちですが、家計簿を付ける本来の目的は、「自分のお金の使い方を把握する」ことです。支出を消費・浪費・投資に分類すると、自分がどのようにお金を使っているかが見えてきますし、その後、意識してお金が使えるようになります。

 やり方としては、レシートを消費・浪費・投資に分けて、それぞれの合計金額を定期的に集計するだけ。また、家計簿に書き込んだ金額の横に、「消」「浪」「投」と書き込んで、集計するやり方でも大丈夫です。