ズボラではなく真面目!? 「エクセル家計簿」で感じた手応え

 今回実践した「エクセル家計簿」は、至ってシンプル。1行目に「食費」「交際費」「日用品」「美容費」「服飾費」「交通費」「通信費」などの「費目」を設定し、レシートを見ながら、日付順に使った金額を入力。最後に各列を合計すれば、各費目の合計金額が出るようになっています。

編集部Aが実際につけた「エクセル家計簿」。日付と金額を入れるだけ
編集部Aが実際につけた「エクセル家計簿」。日付と金額を入れるだけ

 複雑な計算式などは使っていないため、入力は10分ほどで終了。この速さに本人も驚き、「4時間くらいかかると思っていたのに、やってみると簡単でした。仕事でも使っているので、私にはエクセルが合っているのかもしれません」と、手応えを感じた様子でした。

 風呂内さんからも、「家計簿は、毎日付ける必要はありません。Aさんのように、月に一度、シンプルに記録していくだけでも、支出の状況は十分に把握できますよ」という言葉が。またエクセルを使うからといって、難しい関数を使ったり、凝った表を作ったりする必要もないそうです。

 「面倒臭いと思って家計簿が付けられない人は、ズボラというよりも、むしろ真面目で頑張り屋の人が多いように思います」と風呂内さん。

 「なぜなら『きちんと付けよう』と思うあまりに、『毎日付ける』ことを目標にするなど、自分でハードルを高く設定している場合があるからです」

 1カ月の記録が大変だと思えば、まずは1週間だけ、期間限定で挑戦してみてもいい。時間がない人は、レシートだけ集めておいて、半年分まとめて付けてもいいんだそう。

 「家計簿は、どういう付け方が『正しいのか』ではなく、自分が『これならできる』と思えるやり方を見つけることが大切です」