「かわいそうな私」が大好き、悲劇のヒロインタイプ

「悲劇のヒロインタイプ」のあなたを分析します イラスト/タカヤママキコ
「悲劇のヒロインタイプ」のあなたを分析します イラスト/タカヤママキコ

 うれしいことがあったとしても、その中に心配な要素を探してしまう。いいことが起きると、次は何か悪いことが起こるんじゃないか? と怖くなる。いつでも不安から自分を守るために予防線を張っているのが「悲劇のヒロインタイプ」です。

 実はこのネガティブな思考は、傷つくことへの恐怖心から来ています。

 他人とのコミュニケーションでも、自分のうまくいかないアピールや「こんなトラウマがあって、また繰り返すような気がしているの」と、不安要素を話したりします。

 実は3つのタイプの中で、最も願いを引き寄せるのに時間がかかるのがこのタイプ。彼とはうまくいっているのに「連絡が来ないからフラれるかも」、浮気されてもいないのに「飲み会に行って浮気するんじゃないか」など、自ら不安をつくり出してしまいます。

 すると、自分が発する不安の波動に不安になる現実が引き寄せられ、ますます不安に陥るという負のループに入ってしまうことに。

 そんな「悲劇のヒロインタイプ」への処方箋はこちら!

処方箋1 SNSで「不安」自慢をやめる

 今や、SNSは生活の一部。発信したり、友人の動向をチェックしたり、毎日欠かせないものになっています。その結果、SNSでどうしても自分と他人を比べてしまう……という人も急増しています。特に悲劇のヒロインタイプは比較することが大得意!

 このタイプの人は、「私だけがうまくいかない」「恋愛以外を楽しもうと思っても、どうしても恋愛のことが頭に浮かぶ」など、SNSで自分のモヤモヤをストーリー調に話している人も多いです。誰かに話を聞いてほしいんですよね。

 だけど気を付けてほしいのは、「不安な気持ちはできるだけ不特定多数の人が見る場所に発信しないこと」です。

 ネガティブが悪いとか、マイナスな感情になることが悪いわけではありません。それをあえてSNSで発信する必要はないのです。なぜかというと、不安な発信を続けることで「かわいそうな私」というキャラクターが出来上がってしまうから。

 不安はSNSに発信するより、自分一人でノートに感情を書き出してみて、気持ちの分解をするほうがスッキリします。ノートに不安や怒りを書き出し、私は今、こんなふうに思っているんだな……と認めるだけでOK。文字にした後は、ビリビリに破いて捨ててしまうことをおすすめします! そのままにしておくと、何回も読み直してしまい、結局ネガティブな気持ちが戻ってしまうので、残さないほうがいいでしょう。

処方箋2 恋愛相談をやめる

 私が恋愛に悩まなくなったきっかけの一つが、恋愛相談をやめたことです。

 昔の私は、自分で物事の決断をすることができなくて、いつもいろいろな人に相談をしていました。かなり面倒臭い女だったと思います(笑)。

 けれど、恋愛相談って、一時的に痛みを和らげる薬のようなもの。もちろん、その場で「ホッとする」というメリットはありますが、根本の解決にはならないのです。私がまだ、人に相談ばかりしていた頃。年収1億円を超える実業家でもあり、夫婦関係も良好だったTさんに、こんな質問をしたことがありました。

 「Tさんは他人に相談はしないのですか?」と。するとTさんは、「だって結局最後は自分で決めるから!」とハッキリ一言! 即答でした。その潔さに感動し、素直に私もそうありたいなと思えたのです。

 まずは、他人に相談しなくても大丈夫な自分になること。

 悩まない人を目指すのではなくて、悩んでも自ら立ち上がれる人になること。傷つかない人になるのではなくて、傷ついてもまたすぐに笑える人になること。そのために一度、恋愛相談をやめて、自分との会話を増やしてみましょう。ファッションやメークについてアドバイスをもらうことと、恋愛相談は全くの別物なのです。

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