虚偽の通信販売サイトにご注意

 続いて紹介するのは、悪質な通信販売サイトによるトラブル回避策。隙間時間で買い物ができる通信販売サイトは便利な反面、次のようなトラブルに巻き込まれる可能性があります。

・先払いで代金を支払ったのに、商品が届かない。
・偽ブランド品など、注文した商品とは別の物が届く。
・新品の商品を注文したはずなのに、傷がついている。
・問い合わせをしても連絡がつかない。

 警視庁サイバーセキュリティ対策本部によると、検索結果の上位に悪質なサイトが表示されるケースもあるとのこと。数多くのトラップが仕掛けられている中で不測の事態に陥らないためには、3つのチェックポイントを覚えておくことが大切だそうです。

悪質な通信販売サイトを見抜く3つのポイント

(1)運営者情報が記載されているか?

 通信販売サイトを運営する場合、特定商取引法に基づく表記が義務付けられています。事業者の所在地や担当者名、電話番号等の記載があるか必ず確認しましょう。

(2)振込先が店の名義になっているか?

 店名・運営会社や販売責任者と口座名がそろっているかを確認し、不審な口座を指定された場合は購入前に直接問い合わせてみましょう。カード払いや代金引換ができず、銀行振込のみの場合は要注意です。

(3)不自然な日本語表記になっていないか?

 サイト内や注文後のメールに不自然な日本語表記や、中国語の簡体語等の漢字のフォントを使用している場合があります。正規のサイトかどうか、URL等を確認しましょう。

 最近は、精巧に作られた偽ショッピングサイトによって金銭をだまし取る詐欺も横行しています。商品を購入する前に、3つのチェックポイントを確認しておくと安心ですね。