高畑淳子さんの息子、傷害容疑で逮捕→不起訴処分に

「愛としつけの狭間で揺れる親心」

 私の周りにいる働く女性達、可愛くて優秀な人達ですが、すごく頑張っているのに自己肯定力が揃いも揃って皆低いんですよ。この自己肯定感って、“幼少期に親からいかに自分を認め、受け止めてもらったか”が大きく影響するそうなんですが、高畑淳子さんは、息子をそうやって育ててきたと思うんです。「世界中が敵になったって、お母さんだけは味方だよ」「勉強ができなくたって、あなたの価値は私がいちばんわかっているよ」という感じでね。でも、事件は起きてしまった。

 私含めた子どもを持つ親は、この一件に対して「じゃあどうやって子育てすればいいの?」と頭を抱えてしまったと思うんです。子どものことを全肯定してあげる“親の愛”と“しつけ”の狭間で迷うことは多いですし、私自身、今も手探りです。

 自己肯定感の低い人にヒアリングしていると、「小さいときに母からあることで厳しく叱られて以来、母を怒らせるのが怖い」と話す。でもそれってしつけじゃないのかなって感じてしまうこともある。その一方で、自分の放った何気ない言葉が子どもを傷つけているかもしれない。子育ての難しさを痛感したニュースでした。

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 3つのニュースについて斬りまくってもらった前編。続く明日12月7日公開の後編では、女子の心をざわつかせたあのCM炎上事件からあの大ヒット漫画まで、またもや盛りだくさんの内容でお届けします!

文/小泉なつみ

川崎貴子(かわさき・たかこ)

1972年生まれ。埼玉県出身。1997年に働く女性をサポートするための人材コンサルティング会社(株)ジョヤンテを設立。女性に特化した人材紹介業、教育事業、女性活用コンサルティング事業を展開。女性誌での執筆活動や講演多数。著書に『結婚したい女子のための ハンティング・レッスン 』、『私たちが仕事をやめてはいけない57の理由』『愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる。』、『上司の頭はまる見え。』、『モテと非モテの境界線 AV監督と女社長の恋愛相談』がある。株式会社ninoya取締役を兼任し、2016年11月より、働く女性の結婚サイト「キャリ婚」を立ち上げる。婚活結社「魔女のサバト主宰。女性の裏と表を知り尽くし、フォローしてきた女性は1万人以上。「女性マネージメントのプロ」「黒魔女」の異名を取る。11歳と4歳の娘を持つワーキングマザーでもある。