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育児中の女性が働きやすい職場は男性も働きやすい

2016年8月4日

少子化ジャーナリスト・白河桃子さん×ボルテージ・東奈々子さん対談3回目

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乙女心をつかむ恋愛ゲームが人気を博して注目を集める「ボルテージ」を夫婦で創業し、副会長を務める東奈々子さん。子会社設立を目的とした3年間に渡る米国生活から、この度帰国しました。創業当初から「女性が働きやすい職場」を目指して東さんが情熱を傾けてきたこのテーマは、女性の社会進出が進んだ昨今、日本全体の課題としてメディアでも数多く取り上げられています。ライフイベント前の女性が多い会社の経営者の悩みや思い、女性活用やワークライフバランスを課題としたこれからの時代の「働き方」について、今後の少子化ジャーナリストの白河桃子さんが聞きました。女性が「普通に」長く働ける会社作りは実現可能?女性の職場は“熟れごろベンチャー”が狙い目に続く最終回です。

安心とチャレンジが生むイノベーション

東さん(以下、敬称略) 女性にとって働きやすい職場はイメージしやすいのですが、これからの時代、男性にとってはどうなのかともよく思うのですが。

白河さん(以下、敬称略) 男性も女性も同じです。子育てする女性が働きやすい職場は、男性にとっても働きやすいんです。

 時間や場所がフレキシブルな職場ということですか?

白河 先日、米グーグルが実施した「生産性に関する調査」の結果の記事が出ていましたが、生産性を高める一番のカギは「心理的安全性」でした。また育休プチMBA勉強会(ワークシフト研究所主宰)の育休ママたちを対象にしたアンケートで出てきたワードも「安心とやりがい」でした。

 「安心」が「生産性」を生むと。

白河 長時間労働が前提でない評価軸とか、突然子どもが熱を出すような突発的な事態に対処できるようなバックアップがなされているかとか。あと、「今日は子どもの運動会だから休む」「今日はデートだから早く帰る」といったプライベートが共有できる風土ですね。

 ボルテージでは3カ月に一度17時以降の早期退出を認める「エンタメ早退制度」を設けています。仕事柄、映画やコンサートを観たり、世の流れを感じるのはとても大事なのに、なかなか間に合うようには会社を出れないので。本当は制度化しないで、「コンサートに行きたいのなら、今日は早く帰っていいよ」「明日は休んでいいよ」と認め合える職場になるともっといいんでしょうね。子育て中の人に限らず、夫婦二人で暮らす社員やシングルのプライベートに対しても。

白河 誰もがプライベートを充実させながら活躍できるような職場が一番生産性が高いのではと思います。時間あたりで見たときに最も生産性が高いのは、間違いなくやる気のあるママたちです。その人たちが働きやすいという環境を整えれば、必然的に生産性の高いチームになれるはずです。

 毎日、どんなに仕事がハードでも、会社を出なくてはいけない時間は決まっているわけですから。もう、フル回転でやるしかない。

白河 多様性ということもよく言われますけれど、個々人の多様性と、個人の中の多様性の両方を認めないといけないと私は思うんです。バリバリ仕事していた女性でも、子どもができると仕事への比重が下がることはあるじゃないですか。

 確かに、ライフステージによる多様性はありますね。よく女性の就業率のM字カーブが言われますが、仕事に対する比重もまさにそれと同じだと思います。

白河 変な言い方ですけれど、私はそのときどきで人の気持ちは変わっていいと思うんです。

 私も一時期、会社が大きくなって安定したというのもあるのですが、仕事よりも子どものことに意識が向いがちな時期がありました。「これでいいのか」って、自分を責めたりもしました……。働く母親は、常に仕事に対する「後ろめたさ」がつきまとうのだなと。

白河 経営者だから、というのもあるんでしょうね。

 でも米国に渡ったら、子どものことを思うのは人間として当たり前なんだと割り切れるようになりました。米国の男性は「子どものために働いているんだ」とはっきり言います。子どものためというのは、お金だけでなく「時間」も含まれるので、育児にも積極的に関わります。そもそも私は「子どもが病気になったら、親は仕事よりも子どものそばにいるべきだ」と公言してきましたが、それが肯定されたように感じました。

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