眉メイクと赤い口紅は欠かせない

――いつもブラシでちゃんとつけていらっしゃるんですか?

 20代、30代なら輪郭を取らずにつけてもかわいらしさが出せると思いますが、40代後半になると唇だけでなく顔の輪郭も曖昧になってくるので…50代になると縦ジワが出たりするので、濃い色がにじむんですよね。なので、口紅の下地やリップライナーできちんと輪郭を取ってから塗ってにじみを抑え、若々しさも出せると思います。

――野宮さんが考える「ここまでやるとやりすぎ」というメイクはどんな感じでしょう?

 私はプロのヘアメイクではないので、自分で実践したことしか言えないんですが…全部のパーツを頑張りすぎちゃうと、古臭く見えると思います。リップラインも赤いリップラインだと、口紅が落ちたときにラインだけ残ってしまうことも。肌に近い色のリップライナーを使うといいと思いますよ。

 あと、赤い口紅をつけるなら、ファンデーションは薄めに。どちらもだとトゥーマッチになってしまう。年齢を重ねるほど、ナチュラルを心掛けたほうがいいと思う。でも、それもかなりテクニックがいるんですけどね。

――メイクする時間が10分しかなかったら、野宮さんならどうメイクしますか?

 まず、眉を描きます。眉って、顔の印象を大きく左右する気がします。眉は細くなったり太くなったり、アーチ形になったりと流行がありますよね。そのトレンドを少し取り入れると、今っぽい顔になると思います。「私の眉はこれ!」と決め込んでずっと変えないでいると、古臭い印象になると思うので。その後、赤い口紅ですね。ナチュラル素肌に赤い口紅は、こなれ感も出ます。これなら5分でできますね(笑)。